富士吉田市、2026年「新倉山浅間公園桜まつり」の開催中止を発表 – オーバーツーリズム対策で住民生活を優先

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安和 賢二(やすわ けんじ)

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「新倉山浅間公園桜まつり」開催見送りの決定と背景

富士吉田市では、約10年前から地域の魅力向上と交流人口拡大を目的に「新倉山浅間公園桜まつり」を開催してきました。このまつりは国内外から多くの注目を集め、地域のにぎわい創出に貢献してきました。しかし近年、円安やSNSによる認知拡大などを原因として、訪日外国人観光客が急激に増加し、特に桜の見頃には1日あたり1万人以上の来訪者が殺到する状況となっています。

これに伴い、以下のような深刻な問題が常態化し、地域住民の生活が脅かされているとされています。

  • 生活環境の侵害: 交通渋滞の慢性化に加え、一般民家への無断侵入、敷地内での排泄行為、吸い殻の投棄などが発生しています。

  • 衛生・人権上の問題: 民家の庭先での排泄行為や、それを注意した住民に対する騒ぎ立てる事案も確認されています。

  • 児童への影響: 多くの観光客が通学路の歩道に溢れ、児童が押し出されるように歩く状況が生じており、保護者や地域から安全面を懸念する声が寄せられています。

これらの状況を受け、富士吉田市は「市民の平穏な生活はいかなる観光振興策よりも優先される」と判断し、今回の開催見送りの決断に至りました。

桜並木を行列する人々

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今後の対応について

2026年においては、これまでの「新倉山浅間公園桜まつり」というイベント名称は使用せず、イベントとしての位置づけを取りやめます。これにより、観光客の過度な集中を抑制し、地域住民の負担軽減を図るものです。

イベントとしての開催は見送られますが、桜の開花時期には一定数の来訪者が見込まれるため、市民の安全確保と混乱防止のための安全対策は継続して実施されます。具体的には、周辺への警備員配置、交通整理、臨時駐車場や仮設トイレの設置などが含まれます。

<対策強化期間>
2026年4月1日(水)から17日(金)
※交通規制は19日(日)まで実施されます。

来訪を検討されている方々へは、周辺道路の極めて激しい混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されています。駐車場には限りがあるため、住宅地への立ち入りや無断撮影などのマナー遵守を徹底するよう呼びかけられています。

交通渋滞の様子

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持続可能な観光都市への転換に向けて

今回の判断は、一時的・短期的な対応だけでなく、中長期的な方向転換への第一歩と位置づけられています。現在は駐車禁止やポイ捨て禁止などマナー周知の看板が目立つ状況ですが、今後は関係機関や地域の意見も聞きながら、住民の暮らしと観光が共存できる環境づくりを目指していくとのことです。

富士吉田市の堀内茂市長は、「富士山は単なる観光資源ではなく、私たちの生活そのものです。市民の皆様の静かな暮らしが脅かされている現実に強い危機感を抱いています。まずは市民の皆様の生活環境と尊厳を守り抜くために、『桜まつり』という看板を下ろす決断をいたしました。これは富士吉田市が真に持続可能な、質の高い観光都市へと生まれ変わるための転換です。」とコメントしています。

富士吉田市の公式サイトはこちらです。
富士吉田市

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