精密機器輸送の三雪運輸、デジタコ導入から点呼自動化まで完全デジタル化を実現し、事故50%削減と燃費8%改善を達成

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この記事を書いた人
安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

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精密機器輸送の三雪運輸が運行管理を完全デジタル化

精密機器輸送を専門とする三雪運輸株式会社は、株式会社ナブアシストが提供する3つのシステムを導入し、運行管理の完全デジタル化を実現しました。この取り組みにより、事故件数の50%削減、燃費の8%改善、運行管理者の24時間待機体制からの解放など、多岐にわたる効果が報告されています。

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導入前の課題:紙ベースの運行管理の限界

三雪運輸は62台の車両と65名の従業員を擁し、ドライバーの安全運行を支える運行管理者の業務負担が大きな課題となっていました。具体的には、紙ベースの点呼簿による記録管理の煩雑さ、点呼項目の漏れや記録ミスのリスク、運行管理者の早朝から夜間までの駐在、手作業での労働時間・運行管理による法令遵守の根拠不足、運転評価情報の不足による効果的なドライバー指導の困難さなどが挙げられていました。

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3ステップで実現した「完全デジタル化」

三雪運輸は、クラウド型デジタコを基盤に、労働時間管理、点呼業務を統合する包括的なDXを段階的に推進しました。

ステップ① ITP-WebService V3(富士通製デジタコ)の導入

ITP-WebService V3

従来のアナログタコグラフやカード型デジタコでは難しかった運行実績の集計や運転評価に関する情報不足を解消するため、「ITP-WebService V3」が導入されました。これにより、運転評価スコアのリアルタイム可視化、安全運転・経済運転の順位表自動生成、ドラレコ映像と動態情報の統合管理、運行実績データの自動取得、メッセージ送信機能の活用が可能になりました。

特に、運転評価の可視化はドライバーの安全運転意識の向上に繋がり、評価手当や賞与に反映させることで、公正な評価制度として定着しています。

詳細はこちらをご覧ください:三雪運輸株式会社様の挑戦

ステップ② Navisia乗務員時計(デジタコ連携版)の導入

Navisia乗務員時計

運行管理の可視化に続き、労働時間管理の自動化に着手しました。「Navisia乗務員時計(デジタコ連携版)」の導入により、「ITP-WebService V3」との自動連携が実現し、二重入力が排除されました。日跨ぎ運行時の精密な労働時間管理、リアルタイムでの時間外労働上限の把握、紙ベースの手作業集計からの解放が実現しています。

これにより、改善基準告示への対応が強化されただけでなく、出力される運転日報が荷主への提出書類や運行計画改善の根拠、値上げ交渉の客観的データとしても活用され、ビジネス価値が向上しました。

詳細はこちらをご覧ください:三雪運輸株式会社様の挑戦

ステップ③ 点呼+(デスクトップ版)の導入

点呼+

運行管理と労働時間管理のデジタル化が完了した最終段階として、点呼業務の自動化を進めました。「点呼+(デスクトップ版)」の導入により、屋外に自動点呼室が設置され、早朝の自動点呼が可能になりました。これにより、朝方の混雑緩和と運行管理者駐在の不要化が実現しています。

また、業務前は自動点呼、業務後は対面点呼という最適な運用体制が構築され、血圧・体温などのバイタルデータ自動記録によりドライバーの体調管理が強化されました。システムによる自動チェックで点呼項目の漏れや記録ミスも完全に排除され、法令遵守の確実性が向上しています。

詳細はこちらをご覧ください:三雪運輸株式会社様の挑戦

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導入効果:3ステップを通じた統合的な成果

これらの段階的なDX推進は、デジタコを基盤とした労働時間管理と点呼業務が有機的に連携する統合的な運行管理体制を構築しました。

  1. 安全性の向上:運転評価の可視化によりドライバーの安全運転意識が向上し、事故件数が50%削減されました。これにより保険料の割引率が最大となり、ビジネスコストも大幅に削減されています。ドラレコ映像と動態情報の統合管理により、事故対応と運行管理も高度化しました。
  2. 経済性の向上:運転評価の結果を処遇に反映させることで、ドライバーのエコ運転技術が向上し、燃費が8%改善しました。
  3. 法令遵守の確実性向上:労働時間管理とバイタルデータの自動記録により、監査時に明確な根拠を提示できるようになり、コンプライアンス体制が強化されました。拘束時間や時間外労働の上限管理により、改善基準告示への対応も可視化されています。
  4. 運行管理者の働き方改革:運行管理者が点呼のために駐在する必要がなくなり、業務負担が大幅に軽減されました。紙の点呼簿の記録・集計作業から解放され、事務業務に費やす時間が大幅に削減されています。また、時間外労働の上限が迫るドライバーへの配車最適化も可能になりました。
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導入初期の課題克服:「テクノロジー × 人の力」が成功のカギ

三雪運輸株式会社の建物

「ITP-WebService V3」導入時には、「管理されるのが嫌だ」という理由で一部のドライバーが離職するなどの課題も発生しました。しかし、三雪運輸は経営層からの明確な方針提示、インセンティブ制度の明確化、月次安全会議での丁寧な指導という3つの施策を組み合わせることで、この課題を克服しました。

全社的なデジタコ導入を経営方針として打ち出し、運転評価による処遇改善が「管理」ではなく「正当な評価」であることを周知。適切な差額設定でモチベーションと公正性のバランスを保ち、毎月の安全会議でシステムの活用方法や対処法を分かりやすく提示することで、ドライバーの理解と信頼を深めました。この「テクノロジー × 人の力」というアプローチが、スムーズなシステム導入を成功させた要因となっています。

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各システムについて

ロジスティクスソリューションマップ

  • 『ITP-WebService V3(富士通製デジタコ)』:ネットワーク型車載機から送信されるデータをクラウドで一元管理し、24時間365日どこからでも運行状況を把握できます。動態管理、メッセージ機能、ドラレコ映像のリアルタイム取得・確認により、遠隔地からの安全指導を強力に支援します。

  • 『Navisia乗務員時計』:運送業界の「2024年問題」に対応した労働時間管理クラウドサービスです。複数の拠点に分散するドライバーの拘束時間、休憩時間、連続運転時間、待機時間などを一元的に可視化し、客観的なデータに基づいた業務の平準化を可能にします。

  • 『点呼+』:業務前・業務後の自動点呼にも対応し、全ての点呼業務を一元管理できるシステムです。生体認証による厳格な本人確認やビデオ通話の「疑似対面機能」により、離れた拠点でも対面と同等の点呼品質を維持し、運行管理者の業務負担を大幅に軽減します。

製品に関するお問い合わせ

株式会社ナブアシスト ロジスティクスソリューション

三雪運輸株式会社

三雪運輸 運送業 運送会社 一般貨物輸送 精密機器輸送 名古屋 愛知県
名古屋の運送会社 三雪運輸 のホームページです。豊富な輸送実績と信頼、精密機器輸送を主にあらゆる分野での安全確実な輸送を心がけています。

株式会社ナブアシスト

株式会社ナブアシスト
株式会社ナブアシストは、流通小売業、卸売業、運送業、自治体、介護事業者向けのソリューション、SI、サポートサービスを主な事業としています。
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