自動運転レベル4バスの開発詳細
このプロジェクトでは、いすゞの主力バスである「エルガ」と、そのEV版「エルガEV」がベース車両として使用されます。開発される自動運転レベル4対応車両には、NVIDIAの自動運転開発向けリファレンスプラットフォーム「NVIDIA DRIVE Hyperion」が採用されます。このプラットフォームは、高い安全性と性能を実現するために不可欠な冗長性を確保するため、「NVIDIA DRIVE AGX Thor」のシステム・オン・チップ(SoC)を搭載しています。
技術統合と目標
本取り組みでは、以下の3つの主要な要素が統合されます。
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自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」を活用したティアフォーのソフトウェアスタック
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いすゞの長年にわたる高度なバス設計技術
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NVIDIAの最先端AIコンピューティング
これらの技術を組み合わせることで、公共交通に最適化された自動運転レベル4バスの実現を目指しています。安全で拡張性の高い自動運転サービスの社会実装を促進するため、3社は緊密に協力していく方針です。
関係者からのコメント
ティアフォー 代表取締役 執行役員 CEO 加藤真平氏
「私たちの挑戦は、自動運転の未来を切り拓く重要な一歩です。いすゞの卓越したエンジニアリングとNVIDIAの最先端のAIコンピューティングを掛け合わせることで、『Autoware』を基盤とした自動運転レベル4による公共交通の実現を推進します。世界クラスのハードウェアとAutowareエコシステムの相乗効果により、安全で拡張性の高い自動運転による公共交通は、単なる目標ではなく、現実のものへと進化しています。」と述べています。
いすゞ 常務執行役員 開発部門VP 佐藤浩至氏
「いすゞ、ティアフォー、NVIDIAの協業は、次世代の商用車開発における重要なマイルストーンです。『エルガ』および『エルガEV』にレベル4の自動運転技術を搭載することで、あらゆるニーズに応える多用途かつ持続可能なソリューションの提供が可能になります。いすゞが世界で培ってきた信頼性を自動運転にも生かし、誰もが安心して利用できる高度な交通サービスを展開していきます。」とコメントしています。
NVIDIA Automotive Vice President Rishi Dhall氏
「商用輸送の高度な自動化を実現するためには、堅牢なフェイルオペレーショナル機能と高性能なコンピューティングが不可欠です。ティアフォーといすゞは、いすゞの『エルガ』および『エルガEV』に『NVIDIA DRIVE Hyperion』のNVIDIA DRIVE AGX ThorのSoCを搭載し、『Autoware』を基盤とした高度なソフトウェアスタックを開発することで、公共交通の変革をリードしています。ティアフォーといすゞの拡張性に優れたソリューションは、公共交通サービスに求められる厳格な運用水準を満たしながら、日本の運転手不足という社会課題の解決に貢献しています。」と述べています。
NVIDIA GTC 2026での紹介
本取り組みは、米国サンノゼで3月16日から19日まで開催されている「NVIDIA GTC 2026」において、NVIDIAの製品とソリューションを用いた自動運転に関する取り組みとして紹介されています。
用語解説
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NVIDIA DRIVE Hyperion: 複数のセンサーを組み合わせて標準化したセンサーの一式、高性能なAIコンピューティング、堅牢なソフトウェアスタックを統合した、自動運転車両の開発と実装を加速する包括的な自動運転プラットフォームです。
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NVIDIA DRIVE AGX Thor: 自動車用安全度水準で最高レベルのASIL-Dへの準拠と冗長性を備え、最大2,000 TFLOPSの性能を発揮する車載向けのシステム・オン・チップです。






