スイスビットが産業向けPCIe SSD「A2000シリーズ」を発表
スイスビットは、高スループットと低レイテンシを安定して発揮し、堅牢なデータ整合性が求められるアプリケーション向けに、高性能PCIe SSDストレージ「A2000シリーズ」を発表しました。
本シリーズは、PCIe Gen4の性能に、産業用途向け設計、高度なセキュリティ機能、ハードウェアによる停電保護機能、そしてスイスビット独自のコントローラーおよびファームウェアを組み合わせています。A2000シリーズには、読み書きが混在するワークロード向けの「A2000」と、書き込み集約型のワークロード向けの「A2200」がラインナップされています。

A2000シリーズの主な特徴
A2000シリーズは、高性能産業用システム、エッジAI、ネットワークおよび通信インフラ、IoTゲートウェイ、エンタープライズサーバー、医療用画像処理、データロギングなど、安定して一貫性のある性能が不可欠なアプリケーションに適しています。
最新のNAND技術と堅牢な設計
スイスビットが自社でパッケージングした最新の3D TLC BiCS8 NANDを搭載しており、8つのNANDチャネルを備えたDRAMベースのコントローラアーキテクチャとTLCダイレクトファームウェア設計が採用されています。これにより、持続的な性能や低レイテンシを実現し、書き込み効率を向上させています。
また、ハードウェアによる停電保護機能はオペレーティングシステムの機能に依存することなくデータを保護し、寿命モニタリング機能は予知保全に貢献します。
過酷なワークロードに対応
「A2000」は、ブートドライブ、メインシステムストレージ、産業環境の温度条件にさらされるシステムなど、読み書きが混在するハイエンドの産業用アプリケーション向けに設計されています。産業用グレードのTLC NANDを採用し、最大0.5 DWPD(Drive Writes Per Day、1日あたりのドライブ書き込み回数)を実現しています。
一方、「A2200」は、ロギング、キャッシング、RAIDベースのシステム、一時ストレージなど、書き込みが集中する高耐久性アプリケーション向けです。エンタープライズグレードのTLC NANDを採用し、5年間にわたり1 DWPD超の性能を実現します。
両モデルともに、6 GB/sを超えるシーケンシャル読み取りおよび5 GB/sを超えるシーケンシャル書き込み性能に加え、100万を超えるランダム読み取りIOPSおよび最大90万のランダム書き込みIOPS(Input/Output Operations per Second)を達成しています。
高度なセキュリティ機能と供給時期
A2000シリーズは、AES-256暗号化、TCG Opal 2.0、セキュアブートといったセキュリティ機能を搭載しており、重要インフラやエンタープライズ環境において、保存データとデバイスの完全性を保護します。ヒートシンク付きとヒートシンクなしのオプションが用意されており、システム設計者はアプリケーションの要件に応じて放熱特性を最適化できます。
A2000およびA2200 SSDは、販売開始時にはM.2 2280フォームファクタで、容量は480 GBから4 TBまで、ヒートシンク付きおよびヒートシンクなしのバージョンで提供されます。E1.SやU.2など他のフォームファクタについては、2026年後半に最大8 TBの容量で発売が予定されています。
スイスビットについて
スイスビット(Swissbit AG)は、データストレージとセキュリティソリューションの分野で世界をリードする欧州のテクノロジー企業です。データとアイデンティティの信頼性を確保し、デジタル資産を自身で管理するデジタル主権の確立に向けてコネクテッドワールドの構築に取り組んでいます。スイスビットは、ハードウェアおよびファームウェアの設計に関する独自の専門知識と高度なパッケージングのノウハウを組み合わせることで、革新的なデータストレージ、データ保護、デジタルIDソリューションを提供しています。
スイスビットのソリューションは、産業オートメーション、ネットワーキング&コミュニケーション、エッジコンピューティング、運輸、重要インフラ、防衛、公共部門など、さまざまな業界で活用されています。
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