事業参画の背景
防衛施設における警備と巡回業務では、広大な敷地を継続的に監視することや、限られた人的リソースを効率的に活用することが重要な課題となっています。防衛省は、AI技術の活用により、将来的に全国の駐屯地などで1日当たり約1,000人の省人化を目指しており、今回の事業はその実現に向けた取り組みの一環として位置付けられています。
事業の概要
この事業では、自律移動技術を活用したUGVの導入により、警備業務の効率化、監視能力の向上、人的負担の軽減といった効果が検証されることが期待されています。
事業期間は2027年3月末までと計画されており、初期検証として朝霞駐屯地において2台のUGVを用いた実証運用が実施されます。実運用環境下での走行性能、安全性、遠隔監視機能、運用適合性などの総合的な検証を通じて、全国の陸上自衛隊の駐屯地・分屯地への展開を見据えた実用的な運用モデルの確立を目指します。
ティアフォーの貢献
ティアフォーは本事業において、自律移動・自動運転ソフトウェアの提供と保守、センサーおよび車両システムとの統合、ならびに実証の運用と実装における技術支援を担当します。開発にあたっては、通信インフラおよび遠隔運用技術を有するKDDI株式会社と連携し、実運用を見据えた総合的なシステム構築を進めていくとのことです。
これまでティアフォーは、公共交通、物流、建設・鉱業、農業、港湾など多岐にわたる領域において自動運転の社会実装を推進してきました。本事業を通じて得られる知見を活かし、防衛分野における安全・安心な運用基盤の構築に技術面から貢献するとともに、国内における自動運転のさらなる発展に寄与していくことが期待されます。
株式会社ティアフォーについて
株式会社ティアフォーは、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業です。自社製品として「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを提供し、それらを基盤に市場ニーズに応じた自動運転における各種サービスを展開しています。「Autoware」が生み出すエコシステムを通じて、世界中のパートナーと連携しながら自動運転の可能性を広げ、より安全で持続可能な社会の実現を目指しているとのことです。






