都市型EV「Lean3」とは
「Lean3」は、全長2,470mm×全幅970mmと一般的な自動車の約3分の1のサイズでありながら、エアコンを標準装備し快適な室内空間を提供します。また、車体を傾けて旋回する独自の制御技術を搭載した都市型EVです。
台湾ではすでに先行予約が開始されており、日本では「東京オートサロン2026」にて市販車がオートバックスのブースで公開されるなど、市場投入に向けた準備が進められています。
グリーン領域での高い評価
環境省所管の官民ファンドである株式会社脱炭素化支援機構(JICN)は、脱炭素・カーボンニュートラルに貢献する事業への資金供給を行っています。リーンモビリティの「Lean3」は、超小型EVの普及を通じて運輸部門の温室効果ガス(GHG)削減に貢献し、移動の効率化や駐車スペースの有効活用に資する事業として評価され、今回の支援が決定しました。
「Lean3」は完全電動のため走行時にCO2を排出せず、ガソリン車と比較して走行時のCO2排出量の大幅な削減が見込まれています。さらに、近距離やラストワンマイル用途において、セカンドカーとして利用される軽自動車などと比べ、用途に見合ったサイズとコストで完全電動化を実現することで、化石燃料消費の抑制と運輸部門の脱炭素化への貢献が期待されています。
資金使途について
調達した資金は、以下の用途に充てられます。
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量産計画の加速(台南工場における量産ラインの立ち上げ)
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日本・台湾における市販車の販売・サービス体制の強化
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新市場の開拓
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開発・人材採用の加速
各社からのコメント
リーンモビリティ 代表取締役社長 谷中壯弘氏は、「JICNやTSIをはじめとする国内外の投資家からのご支援は、『効率的で無駄のないサイズと機能をもつモビリティが豊かな生活につながる』という私たちのビジョンへの信認だと受け止めています。市販車の投入に向けた量産体制の構築を進めるとともに、将来の自動運転やデータプラットフォーム『LeanX』を見据えた次世代モビリティ事業づくりを一段と加速してまいります」と述べています。
Tech Sphere Investments 董事長 楊涵淳氏は、「Lean Mobilityと谷中氏は約20年にわたる技術蓄積とコア特許を有し、車体姿勢制御および動的制御分野において独自の優位性を確立しています。Lean3は単なる都市型移動手段にとどまらず、将来のMaaSおよびrobotaxiの中核プラットフォームとなることが期待されています。資本規模650億円の環境省所管の官民ファンド(JICN)とともに出資し、Lean Mobilityの量産および市場展開を共同で支援できることを大変嬉しく思います」とコメントしています。
株式会社脱炭素化支援機構(JICN) 取締役専務執行役員CIO 上田嘉紀氏は、「リーンモビリティの超小型EV『Lean3』は、運輸部門の温室効果ガス削減に資するとともに、日本の製造業で培われた技術を活かした新たな産業の創出が期待されます。高度な車体制御による自動運転への展開も含め、脱炭素と持続可能な都市交通の両立に向けた同社の取り組みを支援してまいります」と述べています。
初号機「Lean3」の詳細
「Lean3」は、トヨタ自動車のi-ROADおよびC+podの開発を手がけた谷中壯弘氏がスピンアウトして開発した、超小型電動三輪モビリティです。前2輪操舵・後1輪駆動の3輪構造を採用し、独自の車体制御システム「Active Lean System/アクティブ・リーン・システム」により、旋回時や荒れた路面でも車体姿勢を最適に保ち、高い走行安定性を実現します。
最高速度は60km/h、航続距離は約100km(WLTCモード)で、エアコンを標準装備しています。家庭用電源での充電に対応し、普通自動車免許で運転可能、車検も不要なミニカー規格です。
台南工場での量産ラインの立ち上げを進めるとともに、日本市場への市販車投入に向けた準備が進められています。また、車両から収集した走行データを統合プラットフォーム「LeanX」に集約し、充電サービス、OTA(無線ソフトウェア更新)、駐車シェアリング、中古車販売などのサービス展開も計画されています。
将来の事業展開
リーンモビリティは、「Lean3」の車体姿勢をソフトウェアで制御する設計を強みとし、中長期的には自動運転の実現に最適化された車体へと進化することを見込んでいます。走行データを活用するプラットフォーム「LeanX」を通じて、料金最適化やOTAによる機能向上を進め、利用価値を起点とした「Mobility Lifetime Value」モデルへと発展させることで、都市交通のMaaS化や将来のロボタクシー運用までを視野に入れた次世代モビリティ事業の構築を目指しています。
会社概要
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名称: リーンモビリティ株式会社(Lean Mobility)
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所在地: 愛知県豊田市
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代表者: 代表取締役社長 谷中壯弘
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設立: 2022年創業(日台連合)/2025年 日本本社設立
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事業内容: 都市型小型EV「Lean3」の開発・製造・販売、LeanXサービス事業
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理念: Drive Lean, Live Life






