サービス提供の背景
2022年4月からの安全運転管理者による酒気帯び確認義務化、さらに2023年12月からのアルコール検知器を用いた確認義務化など、安全運転管理者に求められる業務は拡大しています。特に、多数の車両や複数拠点を管理する企業では、安全運転管理に関する業務が多岐にわたり、管理者の負担が課題となっています。
このような状況を受け、矢崎総業は長年にわたり培ってきた車載機器の開発・提供の知見を活かし、白ナンバーの社用車や業務車両を保有する法人向けの車両管理サービス「TRUE SAFE Fleet」を開発しました。

「TRUE SAFE Fleet」の概要
「TRUE SAFE Fleet」は、AIドライブレコーダー「TRUE SAFE Fleet Edge」とクラウド型車両管理システムを組み合わせたサービスです。車両の走行情報や映像、AIによる検知情報を一元的に管理し、運転状況を客観的な情報として可視化します。これにより、安全運転指導や日常の車両管理に活用できる環境を提供し、企業の事故リスク低減と管理業務の効率化を支援します。
管理者がすべての車両やドライバーの運転状況を継続的に把握することは容易ではありません。事故や危険な運転が発生した後の事後対応が中心となったり、安全運転指導が管理者の経験や感覚に依存したりすることも課題でした。
「TRUE SAFE Fleet」は、「TRUE SAFE Fleet Edge」から取得した情報をクラウド上に集約し、管理者が必要な情報を確認しやすい形で提供します。映像や走行情報、AIによる検知結果を安全運転指導や車両管理に活用することで、管理業務の属人化を抑え、継続的な安全運転管理を支援します。
「TRUE SAFE Fleet」の主な特長
1. AIによる運転状況の検知と運転者への注意喚起
「TRUE SAFE Fleet Edge」に搭載された先進運転支援システム(ADAS)およびドライバーモニタリングシステム(DMS)により、車両の挙動や周辺状況、ドライバーの状態を検知し、必要に応じて運転者へ即時に注意を促します。
検知される運転状況の一例として、急加速、急ブレーキ、車線逸脱、前方車両への接近、速度超過などが挙げられます。また、ドライバーの状態では、居眠り、脇見、携帯電話の使用などが検知されます。
2. 映像・走行情報のクラウド管理
「TRUE SAFE Fleet Edge」で取得した映像や走行情報、検知したイベントはクラウド上で一元管理されます。これにより、映像と走行情報を組み合わせた事実に基づく確認・指導が可能となります。管理者は、事故や危険運転発生時の状況確認、日常的な運転傾向の把握、安全運転指導に役立てることができます。常時録画、イベント録画、駐車中監視にも対応しています。

3. 車両管理業務の効率化
運転日報など、日常的に発生する車両管理業務をクラウド上で一元管理することで、確認や記録にかかる作業が軽減され、安全運転管理者や現場管理者の業務効率化に貢献します。さらに、外部のアルコールチェックサービスとの連携により、関連する管理業務の負荷軽減が支援されます。

想定される利用企業
「TRUE SAFE Fleet」は、営業車、サービス車、配送車、工事・保守車両など、白ナンバーの社用車や業務車両を保有する日本国内の法人を対象としています。企業規模や最低契約台数による制限は設けられておらず、少数の車両を保有する企業から、複数の拠点で多数の車両を管理する企業まで、幅広い利用が想定されています。
今後の展開
矢崎総業は、自動車関連事業で培ってきた車載機器に関する知見を活かし、「TRUE SAFE Fleet」を通じて企業の安全運転管理と車両管理業務を支援していくとしています。今後も利用企業のニーズや運用上の課題を踏まえ、サービスの利便性向上と機能拡充に取り組んでいく予定です。
サービス概要
| 項⽬ | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | TRUE SAFE Fleet |
| 提供会社 | 矢崎総業株式会社 |
| 提供開始⽇ | 2026年8⽉26⽇ |
| 提供地域 | ⽇本国内 |
| 対象 | ⽩ナンバーの社⽤⾞・業務⾞両を保有する法⼈ |
| 対象企業規模 | 制限なし |
| 最低契約台数 | なし |
| サービス構成 | AIドライブレコーダー「TRUE SAFE Fleet Edge」、クラウド型⾞両管理システム |
| 主な機能 | 運転状況の検知、運転者への注意喚起、映像・⾛⾏情報の管理、運転⽇報、外部アルコールチェックサービスとの連携 |
| 取り付け | 販売店による施⼯を予定 |
| サポート | Webサイトを通じて提供 |
| サービスサイト | https://truesafefleet.ai/ |
「TRUE SAFE Fleet Edge」の主な構成
「TRUE SAFE Fleet Edge」は、以下の機器で構成されます。
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ドライブレコーダー本体(フロントカメラ一体型)
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DMSカメラ
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リアカメラ
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シグナルボックス
フロントカメラおよびDMSカメラはFHD画質、リアカメラはHD画質に対応しています。また、LTE通信およびGNSSに対応し、取得した情報を「TRUE SAFE Fleet」のクラウド型車両管理システムと連携します。詳細な仕様および検知項目については、製品仕様書またはサービスサイトをご確認ください。
矢崎総業について
矢崎総業は1941年に創業し、「世界とともにある企業」「社会から必要とされる企業」を社是に掲げています。世界トップクラスのシェアを誇るワイヤーハーネス事業や、自動車部品、エネルギー機器の開発・製造・販売事業を展開しており、現在では世界46の国と地域に拠点を展開しています。近年では電気自動車市場の成長にも貢献し、クルマと社会と未来をつなぎ、モビリティ社会をより良くすることを目指しています。






