ジェイテクトが次世代ステアリングシステム「Syncusteer™」を発表
株式会社ジェイテクトは、ステア・バイ・ワイヤシステムを「Syncusteer™」(シンカステア)と名称づけ、商標登録を出願しました。この「Syncusteer™」を通じて、次世代モビリティにおける顧客の価値創出および課題解決に貢献する提案を進めていく方針です。
JTEKT Group 2030 Visionと「Syncusteer™」
ジェイテクトグループは、「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションを掲げています。2030年までに目指す姿として「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げ、既存製品の高付加価値化と新領域への挑戦を企業活動の両軸として取り組んでいます。

今回「Syncusteer™」として提案が進められるステア・バイ・ワイヤシステムは、ジェイテクトグループがステアリングシステムのパイオニアとして培ってきた技術を組み合わせたソリューションの代表事例です。自動車の操舵体験と車室空間に快適性と自由度をもたらし、モビリティ社会の未来を創造する存在としています。
ステア・バイ・ワイヤシステム「Syncusteer™」とは
ジェイテクトは、1988年に電動パワーステアリング(EPS)の量産を世界で初めて開始しました。その後も、将来のモビリティ社会を見据え、操舵ユニットと転舵ユニットを機械的に接続しないリンクレスのステア・バイ・ワイヤシステムの開発を進めてきました。

ジェイテクトが手掛けるステア・バイ・ワイヤシステムは、安全性、快適性において優れているとされており、他社製品との差別化を図るために商標登録の出願に至りました。このシステムは、LEXUS「RZ」やトヨタ自動車「e-Palette」に既に搭載されています。今後は、ステア・バイ・ワイヤの採用を検討している顧客への「Syncusteer™」の提案をさらに広げていく予定です。
名称とロゴのコンセプト
名称「Syncusteer™」

「Syncusteer™」という名称には、「すべての人に、より快適で安全な運転体験を届ける」という顧客への約束が込められています。「SYNC(シンクロ/同調・協調)」と「US(お客様/ジェイテクト製の)」、そして「STEER(操舵)」を組み合わせた造語で構成されています。
SYNCはドライバーと車両の状態をなめらかに一致させる「同調」や、機械と人が自然に寄り添う「協調」を象徴しています。USには、ジェイテクトが開発した独自技術であるという自負と責任が込められています。STEERは操舵そのものを表し、ジェイテクトが長年培ってきたステアリング技術の核心を示しています。
また、「シンカ」には進化・深化・真価の意味が込められており、次世代のステアリングシステムであるステア・バイ・ワイヤが提供できる革新性と価値も表現しています。
ロゴデザイン

新ロゴは、「Syncusteer™」の頭文字である“S”、ジェイテクトを象徴する“J”、シンクロ(協調)を表す矢印やサークル、そして無限の広がりを示すコンセプトでデザインされています。全体のフォルムは「S」を想起させる曲線で構成され、下部の黒い部分には「J」の造形が取り入れられています。
上下の形状を切り離すことでリンクレス構造を表現し、向かい合う上下の矢印が、上下システムの高い連携性や、人と機械の協調を表現しています。さらに中央には白抜きで無限大(∞)の意匠が浮かび上がり、多様性・拡張性・自由度の高さを示しています。ロゴ全体は丸みを帯びた柔らかな形状によって、従来のステアリングホイールから新しい形状のハンドルへの対応力も表現されており、親しみやすさと未来志向の双方を兼ね備えたデザインに仕上がっています。
今後の展望
ジェイテクトグループは、保有するコアコンピタンスを掛け合わせ、モビリティの安全性や走行性の向上、環境性向上に貢献する製品・サービスの技術力をさらに高めていくとしています。そして、モビリティ社会の未来に貢献できるソリューションプロバイダーとして、顧客に新たな価値を提案していく方針です。
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