伝送距離の課題を解決するGMSL2 Repeater
大型機械では、カメラがコンピュートユニットから離れた場所に設置されることが多く、標準的なGMSL2接続の約15mという伝送距離では安定した通信が難しい場合があります。これまで、このような状況に対応するには、コンピュートユニットの移設やケーブル配線アーキテクチャの再設計が必要でした。GMSL2 Repeaterは、伝送経路の中間地点に1台配置することでGMSL2信号を完全に再生成し、これらの手間のかかる設計変更を不要にします。
信号再生成とPoC給電による効率的な運用
このリピーターは、受信したGMSL2信号を完全に復元し、クリーンな信号を後段のリンクへ再送信することで、伝送距離を30mまで延長します。追加される遅延は1マイクロ秒未満に抑えられており、6Gbpsのデータ伝送に対応しています。また、PoC(Power over Coax:同軸重畳給電)に対応しているため、同軸ケーブルを介して給電され、外部電源を別途用意する必要がありません。
過酷な環境に対応する堅牢設計
GMSL2 Repeaterは、34.6 × 36 × 19mmのコンパクトなサイズで、機械への常設を前提に設計されています。FAKRAコネクタをIP69K規格に対応したケーブルコネクタと接続した場合、IP69Kの保護等級を満たし、高圧洗浄にも対応します。動作温度範囲は-40℃~85℃をカバーし、本体の消費電力は最大1.3Wです。
幅広い用途とワンストップソリューション
oToBriteは10年以上にわたり、車載・自律走行分野で実績を積んできました。GMSL2 Repeaterは、建設機械、鉱山機械、農業機械、林業機械などの重機に加え、長距離輸送トラック、屋外で使用される自律走行型モバイルロボット(AMR)や無人地上車両(UGV)など、幅広い用途に対応します。oToBriteは、100万画素から800万画素までのGMSL2カメラや、NVIDIA Jetsonプラットフォームへの接続を可能にするアダプターキットも提供しており、大型機械向けカメラ、コンピュートプラットフォームとの接続、長距離伝送ソリューションを単一のサプライヤーから一括して調達できるワンストップソリューションを提供しています。
提供開始予定と詳細情報
GMSL2 Repeaterの提供は2026年8月を予定しています。詳細な仕様およびデータシートは、以下のWebサイトで確認できます。
主な仕様
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インターフェース:GMSL2(入力×1、出力×1)
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コネクタ:FAKRA Type Z
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データ伝送速度:6Gbps
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電源:Power over Coax(PoC)によるDC 10.5~17V給電、消費電力最大1.3W(カメラへの給電を除く)
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動作温度範囲:-40℃~85℃
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保存温度範囲:-40℃~95℃
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保護等級:FAKRAコネクタをIP69K対応ケーブルコネクタと接続した場合、IP69K準拠
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外形寸法:34.6 × 36 × 19mm
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追加遅延:1マイクロ秒未満
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伝送距離:リピーター1台で30mまで延長。24時間連続検証においてフレームロスゼロを確認。
oToBriteは、2013年に設立され、台湾・新竹サイエンスパークに本社を構えるVision AI企業です。IATF 16949認証を取得した製造拠点で製品を製造しており、同社のカメラは、日本、ドイツ、米国におけるOEMプログラムに採用されています。詳細については、oToBriteのWebサイトをご覧ください。





