サンケン電気、車載用電動コンプレッサ向け700V耐圧モータドライバ「SAM470M50AF1」の量産を開始

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安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

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SAM4シリーズの概要と特徴

SAM4シリーズは、耐圧700 Vの車載向け高圧3相ブラシレス用モータドライバです。出力スイッチング素子、プリドライバ、制限抵抗付きブートストラップダイオード、および温度検出用サーミスタを1パッケージに内蔵したオールインワンタイプの製品となります。

耐圧700Vと小型化を実現

xEVのバッテリー高電圧化が進む中で、従来製品と比較して耐圧を650 Vから700 Vに引き上げ、使用する電源電圧の引き上げを可能にしています。これにより、セット全体の性能向上に寄与します。

また、DBC(Direct Bonding Copper)構造を採用することで高い放熱性能を維持しながら、パッケージサイズを従来製品と比較して25%以上削減しました。これにより、実装工数の削減やセットの小型化に貢献します。

従来製品からパッケージサイズを25%以上削減

高い放熱性能と温度検出精度

DBC構造の採用により、高い放熱性能を実現しています。さらに、サーミスタをパワーチップと同じDBC基板上に設置することで温度検出精度が向上し、急激な温度変化に対する高い追従性を実現しました。これにより、ICの温度異常を高精度に検出し、実動作の温度範囲の拡大やモータシステムの品質向上に貢献します。

DBC基板上にサーミスタを設置し高い温度検出精度を実現

導通損失を抑え発熱を低減

大電力領域における飽和電圧VCE(SAT)が低く抑えられており、オン状態での導通損失が抑制され、発熱が小さくなります。これにより、ICの温度上昇が抑制され、周囲温度が高い環境下でも使用可能です。

VCE(SAT)-ICE比較

オールインワンによる外付け部品削減と低ノイズ

出力スイッチング素子、制限抵抗付きブートストラップダイオード、温度検出用サーミスタなど、複数の部品が1パッケージ化されています。これにより、基板の実装面積や設計工数の削減、部品数の削減による信頼性の向上が可能です。

外付け部品を削減できるオールインワン型IPM

また、ソフトリカバリー性能に優れたフリーホイールダイオードを搭載しており、ターンオン時のスイッチングノイズや伝導ノイズを大幅に抑制し、フィルタ回路の削減にも貢献します。

スイッチングノイズ・伝導ノイズを抑制

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製品ラインアップと用途

SAM4シリーズは以下のラインアップで提供されています。

SAM4シリーズ ラインアップ

パッケージ名称はDIP27 (LF4550)で、ボディーサイズは44 mm × 26.8 mm × 5.5 mmです。

DIP27パッケージ

主な用途は、車載高圧補機システムの3相モータ駆動で、電動コンプレッサや電動オイルポンプなどが挙げられます。

製品の詳細については、以下のURLをご参照ください。
https://www.semicon.sanken-ele.co.jp/guide/hvmd/sam4.html

応用回路例

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