ヴァレオ、「Elevate 2028」戦略でインドでの生産・技術開発を加速

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安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

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インドへの大規模投資と目標

ヴァレオのCEOであるクリストフ・ペリヤ氏は、「インドはヴァレオのグローバルな成長とイノベーションのロードマップにおいて主要な柱であり、エンジニアリングセンターと生産拠点を大幅に拡大することにコミットしています」と述べています。インドの自動車セクターは、電動化、自動運転、持続可能なモビリティに強く注力しており、ヴァレオはローカリゼーション、研究開発(R&D)、高度な製造への投資を通じて、次世代自動車技術のグローバルハブを目指すインドのビジョンをサポートしていくとしています。

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インドにおける電動化戦略

ヴァレオのインドにおける電動化戦略は、製造およびオペレーション全体でのローカリゼーションを段階的に進めながら、新技術製品のコンピテンシーを構築することに重点を置いています。乗用車だけでなく、二輪車および三輪車といった小型モビリティ市場のニーズにも対応しています。

主要なSUVメーカーであるマヒンドラ&マヒンドラ(M&M)との電動化プログラムをサポートするため、プネの拠点内に新工場とe-axle専用の生産ラインを立ち上げました。ヴァレオは、M&Mの「Born Electric」EVプラットフォーム向けに電動パワートレインを供給するほか、商用EV向けに車載充電器・コンボユニットのサプライヤーにも選ばれています。この戦略的パートナーシップは総受注額10億米ドル規模に達し、ローカリゼーションとインドの電動モビリティエコシステムの成長に対するヴァレオのコミットメントを強化するものです。

また、世界最大の二輪・三輪車市場であるインドにおいて、ヴァレオは2024年に三輪車分野でAtul Greentech Private Limited (AGPL) および Honda Power Pack Energy India Private Limited (HEID) と提携しました。ホンダのバッテリー技術、ヴァレオのコンパクトなパワートレイン・ユニット、Atul Greentechの三輪商用EVにおける専門知識を組み合わせることで、都市交通向けの信頼性が高く持続可能なソリューションの提供を目指しています。

さらに、二輪車の電動化市場に向けて、レアアース・フリー磁石モーターを採用した新世代の小型モビリティ用ジェネレーターを導入していく予定です。

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安全性への取り組み:ADASとARASソリューション

乗用車および商用車向けADAS

ヴァレオは、より安全なモビリティを世界中で促進するため、先進運転支援システム(ADAS)の能力を強化しています。チェンナイR&Dセンターは、電動化とADAS技術の開発におけるAI主導のエンジニアリング、シミュレーション、検証において、世界各地のプログラムに大きく貢献しています。

グジャラート州にあるサナンド工場は、ADAS製品への需要の高まりに対応するため事業を拡大しており、現在はインド国内の主要OEMメーカーに超音波センサーを供給しています。この拡張に伴い、2026年中旬までに新たにカメラの生産ラインを導入する計画です。

二輪・三輪車:ライダーの保護を強化

ヴァレオは、二輪車向け先進ライダー支援システム(ARAS)を展開し、安全性の向上を図っています。2026年1月に米・ラスベガスで開催されたCES 2026では、世界最大のオートバイ・スクーターメーカーであるHero MotoCorpとの戦略的パートナーシップを発表しました。ヴァレオのレーダーおよびスマートカメラ技術とHeroの交通事情に対する知見を組み合わせることで、交通事故の削減、ライディング体験の向上、そして二輪車の安全に関する新たなグローバルスタンダードの確立を目指しています。

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R&DにおけるテクノロジーとAI

ヴァレオは、研究開発活動のあらゆる場面で人工知能(AI)の活用を推進し、効率向上、イノベーション加速、コストおよびリードタイム削減を目指しています。インドにあるR&Dセンターは、グループのグローバルなイノベーション・プログラムにおいて重要な役割を担っており、チェンナイのヴァレオ・グループ・テクニカルセンターとバンガロールのサテライトセンターには、3,300人以上のエンジニアが集結し、研究・開発・イノベーションの中核拠点として機能しています。また、最先端のラボを拡張し、試験と検証能力を自社完結できる体制を整えています。

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自動車からデータセンター冷却など、新たな展開へ

ヴァレオは、戦略的パートナーシップを通じてAIとR&Dのエコシステムを強化しています。その一例として、2CRSi社と共同でエッジデータセンター向けの革新的な液浸冷却ソリューションを開発しています。2025年11月に始まったこの共同開発は、過酷な屋外環境にも耐えうる「自律型液浸冷却エッジコンピューティング・ソリューション」に焦点を当てています。この技術はインドでの5G展開を支援することを主なユースケースとしており、ヴァレオはサーバーに不可欠な筐体とサーマルマネジメントを提供しています。

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インドにおけるヴァレオ

ヴァレオは1997年よりインドで事業を展開しており、チェンナイ、プネ、サナンド、グルガオンに6カ所の生産拠点を構え、チェンナイとバンガロールにはグローバルR&Dセンターを設けています。ヴァレオ・インドでは7,500人以上の従業員がグローバルな研究・開発と生産活動に貢献しており、このうち50%以上がエンジニアで占められています。

ヴァレオに関する詳細は、以下の公式サイトをご確認ください。

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