HIOKI、EV・エネルギー開発を支援するデータロガー向けサーミスターモジュール『U8557』『LR8537』を発売

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安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

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開発の背景

サーミスターは、自動車や家電、産業機器など幅広い分野で利用される温度センサーです。特に自動車業界では、BEVやHEVの普及に伴い、高効率化、高出力化、安全性向上を実現するための熱マネジメントが重要な開発テーマとなっています。バッテリーやモーターの温度管理、冷却性能の評価において、サーミスターを活用した温度挙動評価の重要性が増しています。

しかし、従来の測定手法では、多チャネル測定時の配線作業が複雑であることや、測定速度、データ処理の負担が課題でした。これらの課題を解決するため、HIOKIは高速かつ多チャネルでのサーミスター測定を可能にする新しいモジュールを開発しました。

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製品概要

U8557およびLR8537は、サーミスターと抵抗測定に対応した15チャネル入力の測定モジュールです。最大220kΩまでの抵抗測定に対応しており、50msの高速なデータ更新間隔と16bit A/Dの高分解能を両立しています。

これらの製品は、あらかじめサーミスターの抵抗値と温度特性をメモリハイロガーLR8450またはLR8450-01に登録することで、測定した抵抗値をリアルタイムで温度に換算し記録できます。複数の特性式を設定できるため、メーカーを問わず市場に流通するさまざまなタイプのサーミスターを用いた測定に柔軟に対応します。

拡張性にも優れており、直結型のU8557をLR8450シリーズに4台接続することで最大60チャネル、ワイヤレス型のLR8537をLR8450-01と組み合わせることで最大165チャネルの多点測定を、すべて50msの高速周期で同時に実行できます。この測定速度は、一般的なベンチトップ型デジタルマルチメータ(DMM)と比較して10倍以上も高速であり、バッテリーの充放電と温度を管理するバッテリーマネジメントシステム(BMS)の更新周期に同期したデータ取得を実現します。これにより、BMSの設計検証において精度の高い温度挙動解析が可能となります。さらに、本モジュールは熱電対モジュールなど、他のLR8450シリーズ用モジュールと混在して使用することも可能です。

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主な特長

  • 1モジュールあたり15チャネルのサーミスターおよび抵抗入力に対応

  • 最速50msのデータ更新間隔

  • 16bit A/D分解能

  • 抵抗測定範囲:2000Ω/20kΩ/200kΩ

  • 簡単かつ確実に配線できる押しボタン式端子台

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主な用途

  • BEV/HEVバッテリー評価:温度分布解析、充放電時の温度変動解析

  • BMS検証:サーミスター測定値とBMS挙動の相関確認

  • モーター/インバーター評価:内部温度監視・耐久試験

  • 多点温度測定:過渡的な熱挙動の可視化

  • ワイヤレス温度計測:配線困難環境での測定(LR8537)

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製品ラインアップ

  • サーミスターモジュール U8557
    メモリハイロガーLR8450、LR8450-01用の直結型モジュールです。ベンチ据え置きやラックマウントなど、安定した試験環境に最適です。

  • ワイヤレスサーミスターモジュール LR8537
    メモリハイロガーLR8450-01用の無線LAN接続モジュールです。ワイヤレス通信によるデータ転送に加え、AC電源またはバッテリー駆動に対応し、配線レスで自由度の高い温度測定環境を実現します。

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日置電機株式会社について

日置電機は、開発、生産、販売・サービスまでを一貫して自社で行う電気計測器のメーカーです。1935年の創業以来、独自の電気計測技術を追求し、「測る」ことで社会課題の解決を支えています。

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