JASPAR、SDV時代の共通基盤をオープンソースで提供開始!「Yoriito Vehicle API」と「Yoriito Kura」でモビリティ産業の飛躍を目指す

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安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

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Yoriito(ヨリイト)プロジェクトについて

昨今のSDVの進展により、自動車はソフトウェアを基盤に継続的に進化し、使うほどに価値が高まる存在へと変貌しつつあります。車両情報やユーザー情報をクラウド上で活用することで、リスクの未然防止や安全性の向上が可能となり、デジタルツインやOTA(Over The Air:車両ソフトウェアを通信経由で更新する技術)を通じて、ユーザーニーズに即応した機能提供が実現されます。

一方で、SDV時代の到来は、開発規模の拡大やシステムの複雑化、ソフトウェア人材不足といった業界共通の課題を顕在化させています。これらの課題に対し、JASPARは複数の企業が参画する強みを生かし、2025年にAPI技術ワーキンググループを発足させ、「JASPAR API」の開発を進めてきました。

このたび開発されたソフトウェアはオープンソースソフトウェア(OSS)として公開されます。公開にあたり、「JASPAR API」は「Yoriito Vehicle API」として再定義され、プロジェクト名称は「Yoriito」プロジェクトとして統一されました。この取り組みにより、自動車産業にとどまらず、多様な企業や開発者がSDV基盤の進化に参加できる環境を整備し、SDV時代における課題解決と、持続的なエコシステムの形成を推進してまいります。

Yoriito HPはこちら:
https://yoriito.dev/

名称とロゴマークについて

「Yoriito」という名称は、日本の伝統的な織物文化における「撚糸(よりいと)」と、JASPARのビジョンを重ね、「日本のSDVの発展を紡いでいくハブになりたい」という想いから付けられました。

Yoriitoロゴ

ロゴマークは、プロジェクトの頭文字である「Y」をモチーフにしています。中央で美しく交差し、螺旋を描くように縒り合わさるラインは、異なる企業同士が手を取り合う姿を表現しています。それらを包み込む「円」は、業界全体がひとつの輪となる「調和」と、標準化がもたらす「グローバルなエコシステム」を象徴しています。テーマカラーの青藤色は、海や空のように広がる未来への展望を象徴し、長く社会に受け入れられ愛され続ける存在となることへの想いが込められています。

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「Yoriito Vehicle API」について

「Yoriito Vehicle API」は、「Yoriito」プロジェクトが開発・提供する車載ソフトウェア向けの標準API(Application Programming Interface:ソフトウェア同士をつなぎ、機能やデータをやり取りするための仕組み)です。車両機能の抽象化と一貫したふるまいの定義により、自動車メーカー、サプライヤー、サードパーティ(アプリ開発者)が共通のインターフェースで開発・検証・展開できることを目的としています。車両信号を網羅的に操作できるAPIであり、利用者がスムーズにソフトウェア開発に着手できるよう、チュートリアルや各種ドキュメントが用意されています。

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「Yoriito Kura」(ヨリイト クラ)について

「Yoriito Vehicle API」では車両信号の標準化のために独自にデータモデルを定義していますが、「Yoriito Kura」はそのデータの取得・操作・管理を行うための、独自に開発されたソフトウェアコンポーネントです。

名称とロゴマークについて

Kuraロゴ

「Kura(クラ)」という名称は、日本語の「蔵」に由来しています。車両から生み出される膨大な信号を格納・配信するモジュールであり、開発者の「車両から生み出されるデータを安全に格納し、APIを通じて必要な時にいつでも引き出せる強固な保管庫でありたい」という想いが込められています。

ロゴマークは、周囲を囲む四角形が蔵を支える基礎「石畳」をモチーフとし、システムの安定性と堅牢性を表現しています。内側の四角形は蓄積されていく「データ」を視覚化し、中央を貫く矢印はAPIによるデータの入力と出力という絶え間ない情報の流れを示しています。この矢印は漢字「蔵」の部首「草冠」の形状を取り入れ、日本的な美意識と遊び心を表現しています。

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一般社団法人JASPAR(ジャスパー)について

JASPARは、高度化・複雑化する車載電子制御システムのソフトウェアやネットワークの標準化及び共通利用による、開発の効率化と高信頼性確保を目指し、2004年9月に設立されました。現在、日本国内の自動車メーカー、電装品メーカー、半導体・電子部品メーカー、ソフト・ツールメーカー、商社/キャリアの各業種約250社と、大学・研究機関から技術者が参画しています。

海外・国内の関連団体との協調の下、車載ネットワーク、ソフトウェア、情報セキュリティにおける標準化を推進しており、随時会員企業を募集しています。

JASPARロゴ

JASPARは今後も、「自動車の進化に伴うカーエレクトロニクス領域での将来の共通課題を特定し、その解決のための標準化活動に取り組み、自動車産業全体の公正な競争基盤の創造・開発の生産性向上と技術発展を促進する」というミッションの達成に向け、新構想・新技術の発信と普及促進を図ってまいります。

JASPAR HPはこちら:
https://www.jaspar.jp

今回のオープンソースソフトウェアの提供は、SDV時代のモビリティ産業の飛躍に大きく貢献することが期待されます。多様な企業や開発者が連携し、自動車の未来を共創していくための新たな一歩となるでしょう。

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