わずか2.6%の「常連」車両が売上27.2%を占めることが判明 DataHaxが駐車場利用実態を分析

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安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

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わずか2.6%の「常連」車両が売上27.2%を占めることが判明

DataHax株式会社は、AIカメラ駐車場システム「DENNOU PARK」の車番検知式パーキング4事業地を対象に、AIカメラで取得した車番認識データを活用した車両ごとの利用頻度と売上への貢献度に関する分析結果を発表しました。

わずか2.6%の高頻度「常連」車両が、売上の27.2%を占めることを示すデータ分析のインフォグラフィック

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高頻度利用車両が売上の約3割を占める

今回の分析では、分析期間中に同一事業地を11回以上利用した車両を「高頻度利用車両」と定義しています。分析対象となった3,754台の車両のうち、高頻度利用車両はわずか98台で、全体の2.6%に過ぎませんでした。

しかし、これらの高頻度利用車両による利用回数は全体の31.9%にあたる2,517回を占め、さらに売上においても全体の27.2%を占めることが判明しました。ごく一部の車両に利用と売上が集中している実態が明らかになっています。

DENNOU PARKの分析では、全車両の2.6%を占める高頻度利用車両が、利用回数の31.9%と売上の27.2%を占めることが判明

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ロイヤル車両の売上貢献はさらに顕著

高頻度利用車両の中でも、半年間に同一事業地を21回以上利用した車両は「ロイヤル車両」と分類されました。ロイヤル車両はわずか45台で、分析対象全体の1.2%を占めるに過ぎません。

しかし、この45台による利用回数は全体の22.2%、売上構成比では18.8%に達しました。全体のわずか1.2%の車両が、売上の約5分の1を占めていることになります。ロイヤル車両の半年間の平均利用回数は1台あたり約39回となり、少数の車両が繰り返し駐車場を利用していることが確認されました。

わずか1.2%のロイヤル車両(同一事業地を21回以上利用)が、利用回数の22.2%と売上の18.8%を占めることを示す

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ロイヤル車両の顧客LTVは新規車両の約32倍

今回の分析では、車両ごとの利用履歴と売上を紐づけて顧客LTVも算出されました。分析期間中に1回のみ利用した「新規車両」のLTVを1.0とした指数で比較すると、半年間に21回以上利用したロイヤル車両の顧客LTVは、新規車両の約32倍という結果が出ています。

車両の利用回数に応じた顧客LTV指数を示す棒グラフです。ロイヤル車両の顧客LTVは新規車両の約32倍

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事業地によって異なる売上集中度

4つの事業地を個別に分析した結果、高頻度利用車両が売上に占める割合には大きな違いがあることが判明しました。最も低い事業地Bでは11.5%だったのに対し、最も高い事業地Cでは50.0%と、約4.3倍の差が見られました。

同じ「DENNOU PARK」の駐車場であっても、立地や周辺施設、利用目的などによって、駐車場を支える利用者構造が大きく異なることが分かります。

DENNOU PARKの車番検知式駐車場における、高頻度利用車両の売上構成比を事業地別に比較したグラフ

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売上や稼働率だけでは見えなかった「駐車場の利用構造」

従来の駐車場運営では、売上や利用回数、稼働状況などから運営状況を把握することが一般的でした。しかし、これだけでは、車両単位の顧客構造や、繰り返し利用する車両がどれほど存在するのか、といった詳細な情報は把握しにくいという課題があります。

多くの普通の車と一台の特別な車の間で悩む男性のイラスト。車の購入や選択に迷う様子

「DENNOU PARK」では、AIカメラによるナンバープレート認識機能を活用することで、車番をキーとして利用履歴を分析できます。これにより、車両ごとの利用回数、利用頻度別の車両構成、売上構成比、顧客LTV、そして事業地ごとの利用構造の違いを可視化することが可能になりました。単に「何回利用されたか」だけでなく、「どの車両による利用で、その車両がどれほどの顧客価値を持っているのか」まで把握できることが、車番データを活用する大きな特徴です。

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車両単位の分析で、事業地ごとに異なる運営戦略へ

今回の分析で、高頻度利用車両への売上集中度や顧客LTVに大きな差があることが明らかになったことで、データに基づいた運営戦略の検討が可能となります。

車番データに曜日、時間帯、滞在時間、車室ごとの稼働状況などを組み合わせることで、料金体系の最適化や低稼働時間帯への利用誘導、高頻度利用車両向けの施策、顧客LTVに応じた利用促進、事業地ごとの運営方針の最適化など、多岐にわたる活用が期待されます。

駐車場運営の収益最大化に向けた6つの戦略図

DataHax株式会社は、駐車場全体の数値だけでなく、車両単位のデータから顧客構造と顧客価値を可視化する、データドリブンな駐車場運営を推進していく方針です。

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高頻度利用者の利便性を高める「DENNOU GO」

「DENNOU PARK」では、車番認識を活用した自動精算サービス「DENNOU GO」も提供しています。事前に車番情報と決済情報を登録しておくことで、AIカメラが車両の入庫・出庫を認識し、出庫後に登録済みの決済方法で駐車料金を自動精算するシステムです。

精算機での操作が不要となるため、特に同じ駐車場を繰り返し利用する利用者にとっては、支払いの手間が省け、スムーズな利用が可能となります。

DENNOU GO自動精算フローの図

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今後の展開

DataHax株式会社は今後、車両ごとの利用履歴に加え、曜日、時間帯、滞在時間、車室別稼働状況などを組み合わせることで、事業地ごとの利用特性をより詳細に可視化していく予定です。

また、顧客LTVや利用頻度といったデータを料金設定や稼働率改善、利用促進施策などに活用し、データに基づいた駐車場運営の実現を目指しています。

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DataHax株式会社について

DataHax株式会社は、AIパーキング事業、AI車番認識・解析事業、AI交通量調査事業を展開しています。

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