コンガテック、要求の厳しいエッジAIアプリケーション向けCOM Expressモジュール「conga-TCRP1」の性能を拡張

スポンサーリンク
この記事を書いた人
安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

安和 賢二(やすわ けんじ)をフォローする

ランキングに参加しています!クリックで応援をお願いします!

人気ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ

conga-TCRP1の主な特長

新しいCOM Express Compactモジュールは、4nmテクノロジーによる先進的なAMD「Zen 5」および「Zen 5c」CPUアーキテクチャーを活用しています。これにより、リアルタイム性および低遅延が求められるワークロードにおいて、優れた確定的動作を実現します。

内蔵されたRadeon RDNA 3.5™ GPUと、最大50 TOPSのAIコンピューティング能力を備えたXDNA2™ NPUにより、さらなるパフォーマンス向上が図られています。この強力なコンピューティングアーキテクチャーは、輸送、医療技術、スマートシティインフラ、ゲーム、ロボティクス、インダストリアルオートメーションなどの業界において、要求性能が高い決定論的なエッジAIアプリケーションを加速します。

幅広いTDPレンジと多様な用途

conga-TCRP1のすべてのバリエーションは、15〜54ワットという非常に幅広いTDPレンジでコンフィグレーションが可能です。これにより、特定のアプリケーションに合わせてパフォーマンス対電力のプロファイルを正確に調整でき、単一のモジュール設計で複数のパフォーマンスレベルの製品群を実現できます。

この柔軟性により、パッシブ冷却で完全密閉型の堅牢なハンドヘルド機器や衛生的な医療用PCから、過酷な環境向けのミッションコンピューターやハイパフォーマンスシステム設計に至るまで、多様な設計での使用が可能です。

AMDのインダストリアル・ロボティクス・ヘルスケア部門のシニアディレクターであるアメイ・デオスタリ氏は、次のように述べています。「conga-TCRP1ポートフォリオの拡充は、AMD Ryzen™ AI Embedded P100シリーズの強力さとスケーラビリティを示しています。conga-TCRP1モジュールは、お客様が製品ポートフォリオをシームレスに拡張し、市場投入までの時間を短縮するとともに、次世代の組込みおよびエッジAIアプリケーションにおけるワット当たり性能を新たなレベルへ引き上げることを可能にします。」

コンガテックのプロダクトラインマネージャーであるフロリアン・ドリッテンターラー氏は、次のように説明しています。「これにより、お客様は特定のアプリケーションに合わせてパフォーマンス対電力のプロファイルを正確に調整でき、単一のモジュール設計で複数のパフォーマンスレベルの製品群を実現できます。これはプロジェクトライフサイクル中にプラットフォームを変更することなく容易に適用できるため、厳しいサイズ、重量、消費電力、コスト(SWaP-C)要件に基づいて設計されるアプリケーションにとって大きなメリットとなります。」

高度な接続性とエコシステム

conga-TCRP1 COM Express Compactモジュールでは、10種類のAMD Ryzen Embedded P100シリーズプロセッサーが用意されています。最大12個のZen5/5cコアとRadeon RDNA 3.5™ GPUに加え、最大4台の独立したディスプレイをサポートし、臨場感あふれる4Kグラフィックスを実現します。

内蔵のXDNA2™ NPUは最大50 TOPSのAIパフォーマンスを提供し、クラウド接続やディスクリートアクセラレーターを使用せず、小規模な大規模言語モデル(LLM)をローカルでリアルタイム実行できます。これにより、データセキュリティを向上させるとともに冷却要件を軽減します。NPUは、システムの通常動作と並行して、異常検知や外観検査、光学文字認識(OCR)などのタスクを同時に処理することが可能です。

メモリーを大量に使用するアプリケーションは、最大96 GBのDDR5-5600 RAMを利用でき、ミッションクリティカルな用途向けにはオプションでECCをサポートします。また、産業用イーサネットやフィールドバスアダプター、ワイヤレスモジュールなど、高速データ転送やレーン数の少ないペリフェラルのインテグレーションのために、最大8レーンのフルでコンフィグレーション可能なPCIe Gen4とPEG x4 Gen4を提供します。

その他の接続機能として、高速ネットワーク用の2.5 GbE、4つのUSB 3.2 Gen2ポート、4つのUSB 2.0ポートを備えています。ストレージオプションとして、最大512 GBのオンボードNVMe SSD、または外部メディア向けのデュアルSATA 6 Gb/sインターフェースが用意されています。

対応オペレーティングシステムには、Microsoft Windows 11、Windows 11 IoT Enterprise、Linux、ctrlX OSUbuntu Pro、Kontron OSなどがあります。ライセンスの付随するctrlX OS、Ubuntu Pro、またはKontron OSを搭載し、あらかじめコンフィグレーションしてアプリケーションレディのaReady.COMモジュールとして提供することも可能です。ハイパーバイザー・オン・モジュールテクノロジーをインテグレートしたaReady.VTオプションにより、リアルタイム制御やHMI、AI処理、IoTゲートウェイ機能など複数のワークロードを単一モジュール上に統合することができます。

IIoT(Industrial Internet of Things)接続のために、コンガテックはデータ交換やリモートアップデート、メンテナンス、およびモジュールやキャリアボード、ペリフェラルの管理、さらにクラウドのインテグレーションをサポートする、オプションのaReady.IOTソフトウェアビルディングブロックも提供しています。開発をさらに効率化するために、コンガテックは包括的なエコシステムを提供しています。これには、評価用やアプリケーション対応のキャリアボードのほか、COMやキャリアボード、冷却ソリューションについてのaReady.YOURSカスタマイズサービスも提供しており、フルカスタム設計まで対応が可能です。

スポンサーリンク

製品バリエーション

新しいconga-TCRP1モジュールのコンフィグレーションは以下の通りです。

conga-TCRP1 製品バリエーション

型番 コア数 / スレッド数 グラフィック CU 数 最大ブースト ベース TDP 動作温度範囲
conga-TCRP1 P185 12 / 24 16 5.1 GHz 28 (15-54 W) 0 ~ +60 °C
conga-TCRP1 P174 10 / 20 12 5.0 GHz 28 (15-54 W) 0 ~ +60 °C
conga-TCRP1 P164 8 / 16 12 5.0 GHz 28 (15-54 W) 0 ~ +60 °C
conga-TCRP1 P132 6 / 12 4 4.5 GHz 28 (15-54 W) 0 ~ +60 °C
conga-TCRP1 P121 4 / 8 2 4.4 GHz 28 (15-54 W) 0 ~ +60 °C
conga-TCRP1 P185i 12 / 24 16 5.1 GHz 28 (15-54 W) -40 ~ +85 °C
conga-TCRP1 P174i 10 / 20 12 5.0 GHz 28 (15-54 W) -40 ~ +85 °C
conga-TCRP1 P164i 8 / 16 12 5.0 GHz 28 (15-54 W) -40 ~ +85 °C
conga-TCRP1 P132i 6 / 12 4 4.5 GHz 28 (15-54 W) -40 ~ +85 °C
conga-TCRP1 P121i 4 / 8 2 4.4 GHz 28 (15-54 W) -40 ~ +85 °C

「conga-TCRP1」 COM Express Type 6 Compact モジュールの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

関連リンク

×
テキストのコピーはできません。