自動点呼ロボット「e点呼セルフ Type ロボケビー」が導入1,000台を突破、運輸業界のデジタル化が加速

スポンサーリンク
この記事を書いた人
安和 賢二(やすわ けんじ)

愛車歴20年!メインはトヨタ車。カーリースを活用して維持費を最大限抑えながら好きな車にも気軽に乗れるカーライフを送ってます。これまでのモーターライフで得た経験をもとに、維持費を抑えて賢く運転する情報を発信する「enjoyモーターライフ」を運営。

安和 賢二(やすわ けんじ)をフォローする

ランキングに参加しています!クリックで応援をお願いします!

人気ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ

自動点呼制度化が普及を後押し

2023年4月より、新たな点呼告示によって乗務後(業務後)の自動点呼が可能となりました。これにより、クラウド型ロボット点呼システムの出荷は順調に推移しています。

自動点呼機器 総出荷 618社・1012台 2年半で、1000台超

2026年2月末時点での「e点呼セルフ Typeロボケビー」の導入状況は、総導入事業者数618法人、総出荷台数1,012台に達しています。月平均出荷台数は約32台で推移しており、稼働都道府県数は全国47都道府県中46都道府県に及んでいます。

主な導入業種はトラックが最も多く、次いでバス、タクシーの順となっています。

都道府県別では、兵庫県(87台)、大阪府(77台)、神奈川県(75台)、埼玉県(74台)、静岡県(62台)、愛知県(61台)などが上位を占めています。

自動点呼機器 1012台 都道府県ごと。期間:2023年7月発売~2026年2月末販売実績。

スポンサーリンク

IT点呼と自動点呼の市場動向

業務後自動点呼が開始される以前は、IT点呼や遠隔点呼といった「相手が人である」点呼が主流でした。しかし、業務後自動点呼の解禁以降、自動点呼が選ばれる比率が着実に上昇しています。

業務後自動点呼機器販売開始後、過去2年間出荷数比較 TenkoPRO2 (デジタルパック含) VS e点呼PRO VS e点呼セルフ

IT点呼は原則としてGマーク(安全性優良事業所)認定事業所など、特定の優良要件を満たした事業所にのみ認められる制度です。Gマーク認定事業所数が全事業所の約3割強で推移していることから、IT点呼系製品の市場は飽和状態に近づいていると考えられます。

一方、自動点呼にはGマーク要件がありません。告示の要件を満たして届出を行えば、Gマーク取得の有無や事業開始年数に関わらず全ての事業所で導入が可能です。これにより、自動点呼はIT点呼の約3倍の潜在市場規模を持つと試算されています。

業務後自動点呼機器販売開始後、過去2年半 比率 推移 TenkoPRO2 (Dパック含) VS e点呼PRO VS e点呼セルフ

出荷データでもこの構造的な違いが明確に表れており、Gマークに依存するIT点呼製品の新規出荷が実質ゼロに近い状況であるのに対し、Gマーク不要の自動点呼製品は月50〜90台規模へと急伸しています。このことから、「Gマークの壁」の外側にある多数の事業者を取り込めるのは自動点呼のみという状況が明らかになってきています。

スポンサーリンク

完全自動点呼化と「事業用自動車総合安全プラン2030」

国土交通省は2025年4月、完全自動点呼に向けた施策を実施しました。

国土交通省 遠隔点呼・自動点呼 解説パンフレット

(参考)運行管理高度化ワーキンググループ:
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk2_000082.html

「事業用自動車総合安全プラン2030(案)」では、遠隔点呼・自動点呼等の運行管理の高度化をさらに促進することが重点施策として明示されています。また、ICTを活用した次世代運行管理手法の検討や、デジタコ・ドライブレコーダー・点呼情報等を連携させた統合型運行管理システムの導入促進も掲げられています。

事業用自動車総合安全プラン2030(案)令和8年3月●日事業用自動車に係る総合的安全対策検討委員会

(参考)事業用自動車総合安全プラン2030(案):
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000306675

これらの動向は、自動点呼の普及がプラン2030の中核的施策として位置づけられていることを示しています。今後、自動点呼機器メーカーや導入事業者は着実に増加していくことでしょう。本格的な人手不足時代到来前に、デジタル投資に着手することが強く推奨されています。

スポンサーリンク

関連情報

×
テキストのコピーはできません。