エッジAIへの理想的なエントリーポイント「conga-TC300」
組込みおよびエッジコンピューティングテクノロジーのリーディングプロバイダーであるコンガテックは、インテル Core Series 3 プロセッサー(コードネーム:Wildcat Lake)を搭載したCOM Express Compactフォームファクターのコンピューター・オン・モジュール(COM)「conga-TC300」を発表しました。
このモジュールは、x86ベースの組込みおよび産業用エッジアプリケーションにおける低消費電力のエントリーレベルセグメントにおいて、専用のAIアクセラレーターを利用可能にするものです。これにより、従来のインテル AtomやCeleronプラットフォームを使用していた組込み設計を、専用AI機能で拡張するための理想的なアップグレードパスが提供されます。

コストとエネルギー効率を最適化するハイエンド機能
conga-TC300は、ロボティクス、インダストリアルオートメーション、メディカルテクノロジー、輸送、スマートシティ、小売/POSといった市場におけるコスト重視のエッジAIアプリケーション向けに特別に設計されています。インテル Core Series 3 プロセッサーを搭載したこの新しいモジュールは、エントリーレベルのセグメントに数多くのハイエンド機能をもたらします。
主な特徴は以下の通りです。
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エネルギー効率の向上: 2つのパフォーマンスコア(P-コア)と4つの低電力効率コア(LP E-コア)により、Intel 18Aで最高5 TOPSの性能を実現します。
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専用NPU: 最高18 TOPSの性能を発揮する初のインテル Core プロセッサーです。
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GPGPUアクセラレーテッドAI: 最大2つのXe3グラフィックスコアを搭載し、こちらも最高18 TOPSの性能を提供します。開発者は合計で最高41 TOPSのAIパフォーマンスを利用できます。
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スケーラブルなTDP: 12W~28W(ベースTDPは15W)の経済的な熱設計電力に収められています。
コンガテックのシニアプロダクトラインマネージャーであるユルゲン・ユングバウアー氏は、「conga-TC300は、低消費電力かつ軽量なAIアプリケーション向けに、新たなAI機能への信頼性の高いアップグレードパスを、最大10年間の供給体制で提供します。これにより、機器メーカーは自律搬送車(AGV)や自律移動ロボット(AMR)、インテリジェントマシンコントロール、HMI、患者データモニタリングシステム(PDMS)、監視システム、チェックイン/チェックアウト端末などのアプリケーションに、容易に新しいAI機能を組み込むことができます」と説明しています。
モジュールの詳細と広範なサポート
conga-TC300は、最大64 GBのDDRメモリー(最高6400 MT/s)を搭載し、オプションでインバンドエラー訂正コード(IBECC)に対応します。また、最大512 GBのオンボードUFS 3.1ストレージオプションも利用可能です。
ネットワークアプリケーションは、2.5ギガビットイーサネット(GbE)を活用でき、オプションでTime Coordinated Computing(TCC)およびTime-Sensitive Networking(TSN)をサポートします。高速データ転送のほか、Ethernetやフィールドバスアダプター、ワイヤレスモジュールなどのレーン数の少ないペリフェラルを接続するために、最大8レーンの自由にコンフィグレーションが可能なPCIeが利用可能です。これにより、キャリアボード上に追加のPCIeスイッチが不要となり、設計がさらに簡素化されます。
ディスプレイ接続用として、最大2つのDDIポート、1つのLVDSポート、または1つのeDPポートが利用可能です。その他のインターフェースとしては、最大2x USB4、4x USB3.2、4x USB2.0、2x SATA、2x UART、GPIO、GP SPI、eSPI、SM Bus、HDA、I2Cなどがあります。
ソフトウェア面では、コンガテックはボード・マネージメント・コントローラーやマルチステージウォッチドッグ、および各種組込みBIOS機能によりユーザーをサポートします。トラステッド・プラットフォーム・モジュール(TPM 2.0)により、必要なセキュリティも確保されています。
サポートされているオペレーティングシステムには、Microsoft Windows 11、Windows 11 IoT Enterprise、およびLinuxなどがあります。ライセンスの付随した以下のOSであらかじめコンフィグレーションされた、アプリケーションレディのaReady.COMモジュールとして利用可能です。
また、conga-zonesハイパーバイザーと仮想化テクノロジーがインテグレーションされたaReady.VTオプションを使用することで、開発者はリアルタイム制御やHMI、AI、IoTゲートウェイ機能など、複数のワークロードを単一のモジュール上に統合することができます。
IIoT接続のために、コンガテックはaReady.IOTソフトウェアビルディングブロックを提供しています。必要に応じてconga-connectを使うことでデータ交換とリモートメンテナンス、モジュールやキャリアボード、ペリフェラルの管理、およびクラウド接続が可能になります。さらにアプリケーション開発を簡素化するために、コンガテックは、評価用および量産用のキャリアボードやカスタマイズされた冷却ソリューション、包括的なドキュメント、設計サービス、高速シグナルインテグリティー測定を含む包括的なサポートを行うエコシステムを提供しています。aReady.YOURSを利用することで、機器メーカーはコンガテックの包括的なハードウェアおよびソフトウェアのカスタマイズサービスを活用し、先進的な冷却ソリューションを含むターンキーレベルの組込みコンピューティングプラットフォームを入手することもできます。
新しい conga-TC300 のプロセッサー バリエーション

新しいconga-TC300コンピューター・オン・モジュールの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
コンガテックに関する詳細は、コンガテックのウェブサイトをご覧ください。






