「mibot」を活用した分散型電力インフラ構築実証
採択された事業は「EV連携DCエネルギーシステムとVPP統合制御による分散型電力インフラ構築実証」と題されています。この実証は、KGモーターズが開発を進める1人乗り小型EV「mibot」を活用し、再生可能エネルギーの普及拡大と地域レジリエンスの向上を両立する分散型電力インフラの構築を目指すものです。
本事業は福島県双葉郡浪江町との連携協定に基づき、令和8年度から令和10年度までの3年間で推進されます。

採択された事業の概要
| 事業名 | EV連携DCエネルギーシステムとVPP統合制御による分散型電力インフラ構築実証 |
|---|---|
| 採択制度 | 令和8年度 地域復興実用化開発等促進事業費補助金 |
| 申請枠 | 地域課題解決枠 |
| 実施場所 | 福島県双葉郡浪江町 |
| 事業期間 | 令和8年度〜令和10年度 |
参考情報として、福島県のウェブサイトで採択結果が公開されています。
「mibot」を移動手段から社会インフラへ
KGモーターズが開発する「mibot」は、単なる移動手段としてだけでなく、ソフトウェアによって継続的に進化するSDV(Software Defined Vehicle)として構想されています。再生可能エネルギーの導入拡大が進む中で、発電量の変動や電力需給の調整は社会的な課題となっています。
この実証事業では、「mibot」が持つSDV基盤とOTA(Over The Air)技術を活用し、モビリティとエネルギーを融合した新しい社会インフラの実現可能性が検証されます。KGモーターズは「mibot」を、エネルギーを「蓄え」「運び」「制御する」分散型電力インフラの構成要素として位置づけています。

実証事業の主な取り組み
今回の実証事業では、以下の3つの主要な取り組みが計画されています。

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EV連携DCエネルギーシステムの開発
「mibot」の車載バッテリーと定置蓄電池を直流(DC)で接続するエネルギーシステムが開発されます。これにより交流変換を介さずに電力変換ロスを低減し、再生可能エネルギーを効率的に活用できる仕組みの構築を目指します。 -
浪江AIセンターの設置
浪江町に開発・実証拠点となるAIセンターが整備される予定です。このAIセンターでは、複数のEVや蓄電池から収集されるデータを統合管理し、AIによるエネルギー需要予測と最適制御が行われます。分散ノードとVPPをつなぐ管制拠点として機能するとのことです。 -
VPP・V2X統合制御システムの構築
浪江AIセンターを中核として、複数のEVや蓄電池を統合制御するVPP(Virtual Power Plant)技術と、車両・住宅・電力系統を双方向につなぐV2X(Vehicle to Everything)技術が組み合わせられます。これにより、再生可能エネルギーの発電変動を吸収しながら、地域全体の電力需給最適化が実現されます。
浪江町との連携について
本事業は、2026年3月23日に浪江町と締結された「地域分散型エネルギーシステムの構築に向けた研究開発に関する連携協定」に基づき推進されます。浪江町は、東日本大震災からの復興と、再生可能エネルギーを活用した先進的なまちづくりを進めている地域です。KGモーターズは浪江町との連携を通じて、地域課題の解決と新たな産業創出の両立を目指しています。
本事業を通じて、KGモーターズは以下の実現に貢献してまいります。
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災害時にも機能する地域レジリエンスの強化
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再生可能エネルギーの地産地消促進
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エネルギー関連産業の創出
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地域経済の活性化
KGモーターズの代表取締役CEOである楠 一成氏は、「私たちはmibotを『小さなEV』として開発してきたわけではありません。エネルギーを蓄え、運び、社会を支える新しいインフラの入口として開発してきました。今回の採択は、その構想を実証するための大きな一歩だと考えています。」とコメントしています。また、「自動車をつくる会社ではなく、今日より明日が良くなる未来をつくる会社でありたい」というビジョンを示し、移動とエネルギーの未来に向けた挑戦を続ける意向を表明しています。
今後について
本事業は、エネルギーとモビリティを融合した新たな社会インフラの実現可能性を検証するものです。KGモーターズは今後も、地域・自治体・企業・研究機関との連携を通じて、分散型エネルギー社会の実現に向けた技術開発と社会実装を推進していくとしています。
会社概要
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会社名:KGモーターズ株式会社
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代表者:代表取締役CEO 楠 一成
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所在地:広島県東広島市西大沢二丁目2番9号
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設立:2022年7月
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事業内容:1人乗り小型EV「mibot」の企画・開発・製造・販売
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公式サイト:https://kg-m.jp
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mibot製品サイト:https://mibot.kg-m.jp/






