プログラム参画の背景と目的
AIとロボット技術の進化は、製造業、物流業、サービス業など多岐にわたる産業で自動化のニーズを急速に高めています。しかし、フィジカルAI領域においては、ロボット本体の高額さや実機検証環境の不足が、スタートアップの事業成長を阻む大きな要因となっていました。
このような課題に対し、GMOインターネットグループは、この技術革新を「インターネット革命の後半戦」と位置づけ、2026年を「ヒューマノイド元年」として、研究開発拠点「GMOヒューマノイド・ラボ 渋谷ショールーム」を開設しています。このショールームは、面積、機種数、メーカー数において日本最大級であることが、2026年4月9日時点で確認されています。
本プログラムを通じて、「GMOヒューマノイド・ラボ 渋谷ショールーム」を外部のスタートアップにも開放することで、日本におけるフィジカルAI開発の中核拠点形成を目指しています。
「フィジカルAI Thinka」について
「フィジカルAI Thinka」は、ファーストライトが2026年4月に開始した、フィジカルAI領域に特化した6か月間の起業家支援プログラムです。日本の基幹産業が直面する構造的課題をフィジカルAIによって解決し、次世代の産業基盤を創出することを目的としています。
本プログラムには募集開始から50社を超える応募があり、厳正な審査の結果、VLA、自律ロボット、フィジカルAIデータ基盤、デジタルツインなどの技術を持つ13社のスタートアップが採択されました。これらのスタートアップに対し、2026年4月から10月までの6か月間、顧客獲得、資金調達、社会実装を見据えた伴走支援が実施されます。
フィジカルAI領域に特化した起業家コミュニティを基盤に、講師やアドバイザーによるセッション、個別メンタリング、リバースピッチ、PMR(初期市場調査)やICP(理想の顧客像)特定、現場業務フロー整理などを通じて、参加企業の事業成長が支援されます。最終日の成果発表会では、事業会社やVCへの直接ピッチ機会も提供される予定です。
エコシステム・パートナーとしての支援内容
GMO AIRおよびGMO Various Roboticsは、エコシステム・パートナーとして、以下の支援を提供します。
「GMOヒューマノイド・ラボ 渋谷ショールーム」の提供
日本最大級のフィジカルAI研究開発拠点である「GMOヒューマノイド・ラボ 渋谷ショールーム」を、採択されたスタートアップの開発・実証の場として提供します。これにより、スタートアップは専用施設の確保が不要となり、実機ロボットを用いた開発・検証環境を活用できるようになります。

スタートアップ向けロボットレンタルサービス
GMO AIRが展開するスタートアップ向けロボットレンタルサービスも利用可能です。高額な最新ロボットを初期費用ゼロ・月額制で提供し、1か月からの柔軟な契約や優先保守サポートにより、ハードウェアの調達・保守コストを抑えながら自社プロダクトの検証や実証実験を進めることができます。これにより、数千万円規模のロボット購入費用などの初期投資を抑え、自社技術の実証実験や顧客への提案が可能になります。

今後の展望
GMO AIRおよびGMO Various Roboticsは、「GMOヒューマノイド・ラボ」を起点として、「フィジカルAI Thinka」をはじめとする外部連携を拡大し、フィジカルAI領域のエコシステム構築を推進していく方針です。スタートアップ、研究者、事業会社が集うオープンプラットフォームへと発展させ、日本発のフィジカルAI技術の社会実装を加速することを目指しています。
GMOインターネットグループは、グループ全体でインターネット革命の後半戦をリードする存在として、AIとロボットが社会や産業の現場で価値を発揮する未来の実現に向け、次世代の産業基盤づくりに挑戦していくとしています。
GMO AI&ロボティクス商事株式会社について
GMO AIRは、AI・ロボット事業を担う商社として2024年6月18日に設立されました。AI技術とロボットの導入、活用支援を中心に、さまざまな業界において効率化と自動化を促進する革新的なソリューションを提供しています。国内外のロボット提供に加え、GMOインターネットグループのインターネットインフラサービスや金融事業を活用したレンタルやリース、AIコンサルティングを組み合わせることで、人口減少などの社会課題を解決し、安全で持続可能な未来の実現を目指しています。
GMO Various Robotics株式会社について
GMO Various Roboticsは、ヒューマノイド開発に携わってきたエンジニアを中心に2025年1月に創業しました。2025年には自動運転フォーミュラレース「A2RL」にて、最高時速250kmでの自律走行を実現し、初参戦ながらシルバーレースで優勝という成果を上げています。創業以来、ロボット制御技術をコア技術としてきましたが、今後はフィジカルAI領域の技術開発を加速させていく方針です。また、GMOインターネットグループのインターネットインフラサービスやサイバーセキュリティ領域における技術力と組み合わせることで、ヒューマノイドをはじめとする様々なロボットの社会実装を進めています。






