Blue Goats Capitalがムラキへ株主提案
2026年4月23日、Blue Goats Capital株式会社は、ムラキ株式会社の第68回定時株主総会に向けて、取締役選任を含む5項目の株主提案を行いました。Blue Goats Capitalはムラキの主要株主として、同社の強固な顧客基盤を評価しつつ、自動車業界の歴史的転換期に対応するための経営改革を提言しています。

提案の目的:経営資源の最適配分による価値創造
Blue Goats Capitalは、ムラキが持つネットワークの価値を認めながらも、市場評価(PBR1倍割れ)がその潜在能力を反映していないと指摘しています。この状況を改善するため、以下の課題解決を提案しています。
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資本効率の最適化: 2025年9月末時点で総資産の約35.5%に相当する現預金を保有しており、これをレンタカー事業の拡大や新規事業への「攻めの資金」として再配分することで、ROE(自己資本利益率)の向上が期待されます。
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非事業資産の流動化: 本業との相乗効果が限定的な政策保有株式などの「非事業資産」を早期に流動化し、成長投資の原資に充てることで、財務体質を維持しつつ成長を加速させることを目指しています。
株主提案の要旨:現経営陣との協調による刷新
今回の株主提案は、ムラキの現経営陣との協調を前提とした刷新を掲げています。
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取締役選任(ハイブリッド体制): Blue Goats Capital代表の青柳和洋氏に加え、株式会社イクヨの代表取締役である孫峰氏ら専門家を招聘する一方、柳田任俊代表取締役ら現職メンバー4名の続投も支持し、ムラキの強みを活かした変革を推進するとしています。
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剰余金処分の件(配当性向100%): 資本構成の適正化を図り、市場に対して「株主重視の経営」を明確に打ち出すことを提案しています。
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定款変更(資産の有効活用): 政策保有株式の売却資金を、SSネットワークを活用したEV関連事業などの成長戦略に充てることを定款に明記するよう求めています。
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買収防衛策の廃止: 株式の流動性を高め、健全な市場規律を取り入れることで、上場維持基準への対応と株価の適正化を促す考えです。

Blue Goats Capitalの代表取締役である青柳和洋氏は、「柳田社長をはじめとする皆様が築き上げてきたムラキの土台の上に、新しい成長の種をまくものです。現在活用しきれていない資産を、次世代のモビリティ社会を勝ち抜くための武器へと転換しましょう。イクヨ社の知見とムラキの現場力が融合すれば、同社は再び力強い成長軌道に乗ることができると確信しています」とコメントしています。
株主提案の主な内容
今回の株主提案の主な内容は以下の通りです。
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取締役10名選任の件:青柳和洋氏、孫峰氏ら6名の新任候補と、柳田任俊氏ら現職4名の続投が提案されています。
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監査役3名選任の件:監査機能の強化によるガバナンスの充実が目的とされています。
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剰余金処分の件:配当性向100%による直接的な株主還元が提案されています。
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定款変更の件:政策保有株式の売却と成長投資への再配置が盛り込まれています。
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買収防衛策の廃止の件:市場規律の回復と流動性向上が目指されています。
これらの提案を通じて、Blue Goats Capitalはムラキの企業価値向上と株主利益の最大化を目指す構えです。






