Xiaomi、IFA 2026に初出展 「Human × Car × Home」スマートエコシステムを大規模展開
2026年9月3日、コンシューマーエレクトロニクスおよびスマート製造のグローバルリーダーであるXiaomiは、ドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2026」に初出展しました。3,300平方メートルを超える展示スペースを展開し、Xiaomiにとって過去最大規模の海外単独ブース出展となりました。

会場では、380以上の製品、先進的なテクノロジー、実際の利用シーンを想定したデモンストレーションが一堂に紹介され、パーソナルデバイス、スマートホーム、モビリティの領域を横断するXiaomiの「Human × Car × Home」スマートエコシステムの全体像が披露されました。さらに、AIが異なる環境にあるデバイスやサービスを連携させることで、日常生活においてより直感的で自然な体験を実現する様子も紹介されました。
「Human × Car × Home」スマートエコシステムの展示内容
XiaomiのIFA展示は、「AI Tomorrow」「AI Today」「Human × Car × Home Product Portfolio」の3つの主要エリアで構成されています。未来を見据えたコンセプトから、現在利用できるインテリジェントな体験、そして幅広い製品ポートフォリオまで、来場者が段階的に体験できる構成となっていました。
AI Tomorrow
「AI Tomorrow」では、「Xiaomi Vision Gran Turismo」を通じて、インテリジェントモビリティの未来像が提示されました。自動車デザイン、パフォーマンステクノロジー、デジタル体験が交わることで生まれる新たな可能性が紹介されています。


AI Today
「AI Today」では、こうしたテクノロジーを実際の生活空間へと展開しました。「Xiaomi SU7 Max」と、キッチン、リビングルーム、寝室、書斎などの生活空間を中心に、AIがパーソナルデバイス、車、スマートホーム製品を日常のニーズに合わせて連携させる様子が紹介されています。

Human × Car × Home Product Portfolio
このエリアでは、調理・食品保存、ホームクリーニング、空気管理、オーディオビジュアル・エンターテインメント、安全・セキュリティ、パーソナルデバイス、スマートモビリティの7つのカテゴリーから、380以上の製品が展示されました。Xiaomiのエコシステムの幅広さを示すとともに、共通のテクノロジー、システムレベルの連携機能、統一されたデザイン言語によって、異なるデバイスやカテゴリーをまたいだ、より一体感のある体験を実現できることが紹介されています。
AIをリアルな世界へ
AIの進化にともない、インテリジェントな体験は、単なるデバイス同士の接続から、ユーザーのニーズを理解し、より先回りしてサービスを提供する新たな段階へと移行しています。Xiaomiは、AIの次なるステップは、画面上で質問に答えるだけにとどまるものではなく、AIが現実の状況をより深く理解し、ユーザーの許可とコントロールのもとで、複数のデバイスを連携させながら、現実世界における様々なタスクの実行をサポートできるようになることだと考えています。

「Human × Car × Home」スマートエコシステムは、この移行を支える重要な基盤です。同じユーザーを中心にスマートフォン、車、スマートホームデバイスをつなぐことで、AIが様々なシーンにまたがる状況を理解し、複数のデバイスを連携させてタスクを実行するための基盤を提供します。これにより、インテリジェントな体験は、ユーザーの指示に応答する段階から、ユーザーの意図を理解し、より先回りしてサポートする段階へと進化します。
IFAでは、「Human × Car × Home」スマートエコシステムによって、テクノロジーが日常生活の中でより自然に機能する様子が紹介されました。例えば、ユーザーが車で自宅に向かっている際には、時間、位置情報、天候などの状況に応じた情報を活用し、到着前に照明やエアコンを自動的に調整できる様子が示されました。また、自宅では、「今撮った写真をプリントして」といった簡単なリクエストによって、複数のデバイスが連携してタスクを完了するデモンストレーションや、読書などのアクティビティに合わせて、照明、カーテン、室温を連携して調整するシーンも紹介されました。
これらの体験を通じて、Xiaomiは次世代のインテリジェント体験に対するビジョンを示しています。それは、個々のデバイスを操作することから、AIが状況やユーザーの意図を理解し、異なるシーンにまたがってデバイスを連携させ、現実世界においてテクノロジーをより便利なものにしていくことです。そして、そのすべての中心にあるのは、常にユーザー自身によるコントロールです。
インテリジェントな体験を支えるテクノロジー基盤
デバイスやシーンをまたいだXiaomiの体験の背後には、AI、OS、チップ、スマート製造への長期的な投資によって構築されたテクノロジー基盤があります。Xiaomi HyperOSとこれらの技術力を組み合わせることで、スマートフォン、車、スマートホームデバイス、新たなフォームファクターにまたがるハードウェアとソフトウェアの統合をさらに深め、Xiaomiのエコシステム全体でより一貫性のあるインテリジェントな体験を支えています。
AI分野では、Xiaomiは自社開発による大規模モデルの能力を継続的に進化させています。MiMo-V2.5-Pro、Xiaomi Miloco、Xiaomi Miclawなどの最新の取り組みにより、AIの理解、推論、実行能力をさらに強化し、AIを単に質問に答える存在から、より複雑な現実世界のタスクを支援する存在へと進化させる可能性を探求しています。
一方、スマート製造は、Xiaomiが技術革新を大規模な製品展開へと落とし込むことを可能にしています。Xiaomiは中国本土において、スマートフォン、車、家電の3つの主要製品分野でスマート製造能力を構築しています。Xiaomi Smart Factoryは年間約1,000万台のフラッグシップスマートフォンの生産能力を有し、Xiaomi Smart Factory | Wuhanは、研究開発から生産、検証までを一体化し、46の研究・実験室を備えています。ピーク時の生産速度では、6.5秒に1台のエアコンを生産ラインから送り出すことが可能です。
さらに、Xiaomiは製造工程におけるヒューマノイドロボットの導入も進めています。Xiaomi Auto Factoryでは、ナットの締め付けなどの作業において、ヒューマノイドロボットを活用することで、わずか4カ月の間に作業の成功率を約90%から98%まで向上させました。

Xiaomiは、自社開発のチップ能力への投資も継続しています。コンピューティングアーキテクチャ、NPUなど、コア製品体験と長期的な競争力を形作る重要技術に注力しています。
IFAでは、「Human × Car × Home」スマートエコシステムを支える新たなAIコンピューティング基盤も展示され、最新のコンピューティング技術がデバイスやシーンをまたいだAI体験をどのように支えるのかが紹介されました。また、次世代Xiaomi XRING O3チップを搭載する初のフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 18 Fold」も展示されました。


Xiaomi Auto、「Human × Car × Home」スマートエコシステムを路上へ
Xiaomi Autoは、「Human × Car × Home」スマートエコシステムにおけるモビリティ領域を会場に展開し、未来を見据えたコンセプトから現在のインテリジェントなドライビング体験まで、その歩みを示す3台の車両を展示しました。
自動車展示の中心となるのは、伝説的なレーシングゲーム「Gran Turismo」シリーズのためにXiaomiが開発した、革新的な電動ハイパーカーのコンセプトモデル「Xiaomi Vision Gran Turismo」です。Xiaomiは、テクノロジー企業として初めて「Vision Gran Turismo」プログラムに参加しました。
バーチャルコンセプトカーとして構想されたXiaomi Vision Gran Turismoは、現実世界の制約にとらわれることなく、自動車デザイン、空力性能、インテリジェントなインタラクションの未来を再定義し、その可能性を追求しています。空気の流れをもとにデザインされた「Shaped by the Wind」エクステリアは、ティアドロップ型のコックピットと「Active Wake Control System」を組み合わせています。また、「Racing on a Sofa」とコンセプトとしたキャビンや、リング型のAIアシスタント「Xiaomi Pulse」により、デザイン、パフォーマンステクノロジー、インテリジェントなインタラクションが融合する未来の姿を垣間見ることができます。
会場には、新世代の「Xiaomi SU7」と「Xiaomi SU7 Ultra」も展示されました。

新世代Xiaomi SU7は、新たな時代のドライバーズカーとして位置付けられ、エレガントかつスポーティなデザインと、Xiaomi HyperOSおよびXiaomiの幅広いスマートエコシステムとの深い統合を特徴としています。ユーザーのパーソナルデバイスやスマートホームと自然につながることで、「Human × Car × Home」スマートエコシステムの一部として機能します。

Xiaomi SU7 Ultraは、Xiaomi Autoの高性能フラッグシップモデルです。ニュルブルクリンク北コースで実証されたXiaomiのエンジニアリング能力をさらに進化させており、量産モデルのXiaomi SU7 Ultraは、「エレクトリック・エグゼクティブカー」カテゴリーにおいて公式記録を樹立しています(2025年4月時点)。
これらの車両は単独で展示されるだけでなく、自動車展示全体を通じて、Xiaomi AutoがXiaomiのインテリジェントな体験を路上へと広げ、車を「Human × Car × Home」スマートエコシステムの重要な一部へと位置付けていることを示しています。Xiaomi Autoは2024年3月に初の車両を納車して以来、中国本土で70万台以上を納車しており、2027年に予定されているドイツを含む欧州市場への進出に先駆けて、エコシステムにおけるモビリティ領域を現実のものとしています。
Omdiaの2026年第2四半期データによると、Xiaomiのスマートフォン出荷台数は24四半期連続で世界トップ3にランクインしています。また、タブレット出荷台数は世界第4位となり、世界トップ5入りを9四半期連続で達成しました。ウェアラブルバンド(スマートバンドおよびスマートウォッチを含む)の出荷台数も世界第2位となっています。Xiaomiの内部データによると、Xiaomi Autoは中国本土において市場参入からわずか2年で70万台以上を納車し、Xiaomi YU7は発売初日に24万台を超える確定注文を獲得しました。同時にXiaomiは、世界をリードするコンシューマー向けAIoTプラットフォームを構築しており、スマートフォン、タブレット、ノートPCを除く接続デバイスは11億台を超え、世界中で1億7,500万人以上のユーザーおよび世帯に利用されています。これらの製品、テクノロジー、エコシステムの各領域で積み重ねてきた規模と能力が、「Human × Car × Home」スマートエコシステムをビジョンから日常生活へと実現していくための強固な基盤となっています。
Mijia、より幅広いスマートホーム製品群で欧州全域へ展開
IFA 2026においてXiaomiは、スマートホームブランド「Mijia」の欧州全域への大規模展開を発表しました。「The Art of Smart Living」をブランドポジショニングに掲げるMijiaは、人を中心に考えたインテリジェンス、実証された品質、洗練されたデザインを融合し、日常生活においてより自然で、直感的かつ信頼できるスマートホーム体験を提供します。今回の展開により、欧州のユーザーにより幅広いMijia製品と体験を提供し、地域におけるXiaomiの「Human × Car × Home」スマートエコシステムの「Home」の領域をさらに強化します。

Mijiaのアプローチは、個々の家電に単に接続機能を追加することにとどまりません。Xiaomiは、スマートホームが「接続されたデバイス」の段階から、家全体の様々なデバイスがより高度に連携し、ユーザーや環境、利用シーンの違いに応じて、より自然に反応する段階へと進化していくと考えています。「Xiaomi Home」アプリを通じて、対応するMijia製品をひとつのプラットフォーム上で一元管理できるほか、家庭内のさまざまなシーンにおいて、複数の製品を連携して利用することができます。これらの機能は、スマートホームが、個々のデバイス単位のインテリジェンスから、より統合されたシステムレベルのインテリジェントな体験へと進化していることを示しています。
現在、Mijiaは130以上の製品カテゴリーにまたがる2,000以上の製品を展開し、共通のエコシステムを通じて接続しています。AI、OS、IoT接続におけるXiaomiの技術力を基盤として、Mijiaは従来型の家電にもインテリジェンスを組み込み、よりスマートで直感的、そしてシームレスな日常生活を実現します。Mijia製品はこれまでに、500以上の国際的なデザイン賞を受賞しています。
長期的な研究開発投資が支えるXiaomiのグローバル成長
欧州はXiaomiのグローバル戦略において重要な市場であり、「Human × Car × Home」スマートエコシステムをさらに拡大していくうえで重要な地域です。Xiaomiは今後も、欧州における長期的な取り組みを一層強化していく方針です。現地での研究開発、製品、リテール、サービス体制を強化することで、持続的な成長を支えるとともに、欧州のユーザーにより良い製品・サービスを提供していくことが期待されます。
2026年から2030年にかけて、Xiaomiはグローバルで240億ユーロを超える研究開発投資を見込んでいます(1ユーロ=8.33人民元の為替レートに基づく)。投資対象は、AI、OS、自社開発の半導体技術、スマートカー、ロボティクス、スマート製造など多岐にわたります。こうした基盤技術への投資を通じて、Xiaomiは、パーソナルデバイスやスマートホームからモビリティに至るまで、様々な製品・カテゴリーに横断的に活用できる技術力を構築し、それらをより優れた製品や、より統合されたユーザー体験へとつなげていくことを目指しています。






