夜間グレアを飽和なしで直接測定・検証
「oT-Record-X」は、夜間のまぶしさ現象として社会的な懸念となっているグレアを、モデル化数式を用いることなく直接測定し、検証できる画期的なシステムです。これにより、従来の課題であった画像の飽和を気にすることなく、高精度な輝度データを取得することが可能になります。
さらに、同社の分析ソフト「oT-Analyzer」と組み合わせることで、取得した膨大な画像データを変換することなく瞬時に分析・検証できます。また、実輝度表示システム「HALDiS™」と接続することで、グレア現象のまぶしさを実輝度実写動画として、カメラや人間の目で確認できる「グレア・シミュレータ」としても活用できます。

「oT-Record-X」の主な仕様
「oT-Record-X」の主な仕様は以下の通りです。
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標準解像度:8K(3,540万画素の画像)
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ダイナミックレンジ:最大 1 : 8,000万
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フィルターなし最大輝度:3,600万 cd/m²
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8K画像フレームレート:60 fps
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サイズ(レンズを除く):15 x 12 x 11 cm
本システムはバッテリーを搭載可能で、データ圧縮機能を備えたメモリも内蔵しているため、電源やコンピュータに接続することなく撮影を行うことができます。
不可欠なシーンと評価例
「oT-Record-X」の性能が不可欠となるシーンやその評価例として、以下のような場面が挙げられます。
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周囲が暗いシーン内で、光源(LEDなど)を含む照明器具の詳細な測定
- トンネル内の照明や、正面から見る対向車のヘッドライトなど
300万cd/m²を超えるピーク値を持つ照明器具でも、画像の飽和を気にせず詳細な明るさ分布を分析できます。
同社の「oT-Analyzer」を用いた評価例では、300万cd/m²を超えるピーク輝度値を示す照明器具について、具体的な分析結果が示されています。
【例1】都市部片側2車線道路のアンダーパスにおける自動車の通行状況の画像 計4700枚
【例2】150mから5mの距離に近づくロービーム対向車両の画像 計4100枚
どちらの場合も、水平視野角60度の画像面積の約0.002%(3,540万ピクセルのうち約700ピクセル)が、平均輝度20万cd/m²を超え、ピーク輝度値は300万cd/m²を超えることが確認されています。
例えば、【例1】の場合、これらの約700ピクセルは、画像の平均輝度110 cd/m²(観察者の視覚順応レベル)のわずか5.4%を占めるに過ぎないのに対し、【例2】の場合では、平均21 cd/m²の64%を占めます。この違いから、【例1】ではグレアが発生しないものの、【例2】では強いグレアを感じることが示されています。
このように、「oT-Record-X」はグレア現象をモデル化数式ではなく、直接測定によって検証できるため、まぶしさが多くの公共空間利用者にとって大きな懸念事項となっている現在、非常に有効な検証手法となります。

展示会での紹介
「oT-Record-X」で取得した実写動画は、以下の展示会で紹介される予定です。
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人とくるまのテクノロジ展 2026 YOKOHAMA
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開催期間:2026年5月27日(水)から29日(金)
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ブース番号:170
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人とくるまのテクノロジ展 2026 NAGOYA
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開催期間:2026年6月17日(水)から19日(金)
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ブース番号:127
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株式会社オクテックは、この新製品を通じて、自動車業界における安全性と快適性の向上に貢献していくでしょう。






