高齢歩行者の事故につながる「見えているつもり」の危険性
内閣府の「令和6年交通安全白書」によると、歩行中の死者全体に占める65歳以上の割合は、2013年から2023年まで概ね70%を超える高い水準で推移しています。同白書では、高齢者は夜間に進行してくる車両全体がはっきりと見えないことが多く、車両との距離を適切に判断できていない可能性が指摘されています。自身の認識と実際の見え方や身体機能との間にずれが生じる「見えているつもり」を見直し、反射材用品の着用などの対策を通じて事故防止につなげることが重要です。
内閣府「令和6年交通安全白書」に関する詳細はこちらをご覧ください。
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r06kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_1_2.html
濃さの異なる「Cマーク」で「見えているつもり」を見直す
この啓発活動では、黒から淡いグレーまで濃淡の異なる「Cマーク」を並べた「対比視力表」を使用します。この視力表を用いることで、晴天、曇天、雨天、薄暮、夜間など、対象物と背景のコントラストが異なる状況での見え方の違いを体験できます。これにより、運転者が自身の視力の変化に気づき、「自分は見えている」という認識を見直すきっかけを提供し、安全行動への意識向上を目指します。

夕方は仕事帰りや買い物で交通量が急増し、交通事故のリスクが高まる時間帯です。特に高齢者は、若い人に比べて視力やコントラストの認識力が低下しやすいため、夕暮れのわずかな薄暗さでも周囲が見えにくくなります。この活動は、薄暮期の視力チェックを通じて、夕方・夜間の交通事故を未然に防ぐことを目的としています。運転者が定期的な視力チェックを生活習慣に取り入れることで、早期発見・早期対策を促し、交通事故の未然防止と安全・安心な移動環境の実現に貢献します。
Honda「Safety Japan Action」との連携
この取り組みは、Hondaが「交通事故死者ゼロ」を目指して展開する安全運転啓発活動「Safety Japan Action」の一環として実施されます。スローガンは「あなたから おもうこと できること」で、全国のHonda販売店や関連拠点を拠点に、交通安全意識の向上に取り組んでいます。

「Safety Japan Action」の重点アクションの一つは「漫然運転未然防止」です。「漫然運転」とは、無意識や惰性で運転する状態を指し、危険認知や対応判断が鈍くなる恐れがあります。Hondaは「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」への意識切り替えを呼びかけ、リスクを想定した運転を推奨しています。
2026年9月16日(水)から10月4日(日)の期間は「高齢歩行者をまもる!」をテーマに、運転者の「漫然運転」や「見落とし」、高齢歩行者の「道路横断時の思い込み」といった重大事故につながる要因の啓発活動を展開しています。
Honda「Safety Japan Action」の特設ウェブサイトはこちらです。
https://global.honda/jp/safetyinfo/topics/sj_action/campaign/?from=paris-miki
各社の交通安全への取り組み
本田技研工業株式会社
Hondaは、「2050年に全世界で、Hondaの二輪・四輪が関与する交通事故死者ゼロ」という目標を掲げ、モビリティや交通エコシステムの技術開発とともに、人に焦点を当てた交通安全啓発活動に積極的に取り組んでいます。
https://global.honda/jp/?from=navi_header_global_jp
株式会社パリミキ
株式会社パリミキは、日本国内でメガネ、補聴器および関連商品を展開するチェーンです。お客様や地域に合わせた「トキメキ」と「あんしん」を感じられる視力測定や眼鏡調整など、新しい価値創造に取り組んでいます。
https://www.paris-miki.co.jp/





