業務提携の背景とサイバーセキュリティの重要性
近年、ドライブレコーダー分野では、ネットワーク接続や車載システムとの連携が進み、外部からの不正アクセスなどに備えるサイバーセキュリティ対応の要求が高まっています。JVCケンウッドはこれまで、ソフトウェアを中心としたシステム設計により、これらの要求に対応してきました。
今回の共同開発では、必要な機能をあらかじめSoCに組み込むことで、製品ごとの開発負荷を抑えながらサイバーセキュリティ対応をより効率的に実現することを目指しています。IFS社は、グローバルでの大規模顧客への供給実績を持つとともに、JVCケンウッドの技術資産をSoCレベルで実装できる開発体制を備えていることから、今回の共同開発に至りました。
撮像機器向けSoCの特長
共同開発されたSoCは、自動車のサイバーセキュリティに関する国際規格「ISO/SAE 21434」に準拠しています。これにより、必要な機能をあらかじめSoCに組み込むことで、自動車メーカーが求めるサイバーセキュリティ対応を最小限の開発で可能とします。

また、JVCケンウッドがビデオカメラなどの撮像分野の機器開発で培ってきた技術資産が実装されており、継続的なアップデートへの対応や、車両ライフサイクル全体での活用を想定し、長期にわたる利用を見据えた設計がされています。
さらに、特定の分野の製品仕様に最適化するのではなく、撮像機器の汎用的な設計基盤として活用できる構成とすることで、ドライブレコーダーだけでなく、セキュリティ分野をはじめとするネットワークカメラなど、幅広い撮像機器への展開が可能です。また、撮影した映像の改ざん検知機能の付加も可能となっています。
JVCケンウッドは、このSoCを撮像機器分野における共通プラットフォームとして位置付け、今後の製品開発に活用していく方針です。
両社代表者からのコメント
IFS社のエグゼクティブディレクターであるLeo Tsai氏は、業界を代表するリーディングカンパニーであるJVCケンウッドとパートナーシップを築けたことを大変光栄に思うと述べています。本車載製品の開発を通じて、JVCケンウッドの卓越した先見性とプロフェッショナリズムがIFS社のチームに刺激を与え、非常に貴重な気付きをもたらしたとのことです。市場環境が急速に変化する中、両社のチームが緊密に連携し、製品の初期設計から量産立ち上げまでを極めて短期間で実現したことは、両社の優れた実行力とスピード感のある市場投入力を示すものだとコメントしました。今回の成功は、両社の技術力と効率性が高い相乗効果を発揮したことによるものであり、今後も両社のパートナーシップをさらに深化させ、双方にとって有益なWin-Winの未来を共に実現していけることを確信していると述べています。
株式会社JVCケンウッドの執行役員 最高技術責任者(CTO)である大浦 徹也氏は、本協業がドライブレコーダーを含めた撮像機器における顧客のニーズに迅速に応える上で、非常に重要な基幹技術の開発であるとコメントしています。JVCケンウッドが35年以上にわたり培ってきた撮像技術とIFS社が保有する信頼性あるSoC設計技術の相乗効果が最大限に発揮された成果であり、特に2024年の開発開始から約2年という短期間で、SoC開発だけでなく顧客のもとへ製品を届けることができたことは、本協業における最大の成果であると考えているとのことです。これは、両社が率直に意見を交わし、深いレベルでの技術協業関係が築き上げられたことにより可能となったと確信しており、今後も両社の専門性を結集することにより、さまざまなお客様に安心して長期間使用していただける製品、システムを提供していくと述べています。
INNOFUSION SEMICONDUCTOR PTE. LTD. 会社概要
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社名: INNOFUSION SEMICONDUCTOR PTE. LTD.
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代表者: Executive Director – Leo Tsai
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所在地: 151 CHIN SWEE ROAD, #04-08C, MANHATTAN HOUSE, SINGAPORE 169876
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主な事業: 車載機器、IPカメラ、USBカメラ向けSoCの設計・開発
JVCケンウッドのリリースに関する詳細情報は、以下のURLからも確認できます。
https://www.jvckenwood.com/jp/press/2026/0818-01/






