トヨタ自動車は、2025年1月22日、アルファード、ヴェルファイア、およびカムリの一部車両に関するリコールを国土交通省に届け出ました。対象となるのは、2017年から2019年に生産された車両で、低圧燃料ポンプの不具合が原因とされています。
リコールの概要
リコールの背景と原因
問題となっているのは、低圧燃料ポンプ内の**インペラ(樹脂製羽根車)**です。成形条件の不適切さから樹脂密度が低下し、燃料によって膨潤・変形する可能性があります。その結果、インペラがポンプケースと接触し、燃料ポンプの作動不良を引き起こし、最悪の場合、走行中のエンストに至るおそれがあります。
対象車両の詳細
以下の車種と製作期間の車両がリコールの対象となります:
- アルファード/ヴェルファイア(DBA-AGH30W)
- 車台番号:AGH30-0144947~AGH30-0209646
- 製作期間:2017年7月6日~2018年8月31日
- 対象台数:44,514台
- アルファード/ヴェルファイア(DBA-AGH35W)
- 車台番号:AGH35-0023190~AGH35-0030126
- 製作期間:2017年10月24日~2018年8月31日
- 対象台数:5,002台
- カムリ(DAA-AXVH70)
- 車台番号:AXVH70-1044722~AXVH70-1050151
- 製作期間:2019年3月14日~2019年7月19日
- 対象台数:4,999台
※対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合があります。詳細は最寄りのトヨタ販売店にお問い合わせください。
改善措置
トヨタは、全対象車両の低圧燃料ポンプを対策品と無償で交換します。対象となるお客様には、トヨタ販売店からの案内に従い、最寄りの販売店で点検・修理を受けていただくようお願い申し上げます。
お客様へのお願い
ご愛用の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。お手数をおかけしますが、最寄りのトヨタ販売店へご来店日時をご相談いただき、修理をお受けいただきますようお願い申し上げます。
お車に関するご質問は、お近くのトヨタ販売店またはトヨタ自動車株式会社お客様相談センター(0800-700-7700)までお問い合わせください。
安全で快適なカーライフをお楽しみいただくため、早めの対応をお願いいたします。